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方面長協議会  

2009.9.30 スピーチ(聖教新聞2009年下)

前後
34  ドイツの大哲学者ヤスパースが母を讃えた言葉がある。
 私には、学会婦人部の皆様の姿と重なり合って迫ってくる。
 「(母は)あらゆることを支える力であった。母の立派な魂と超克できない困難はありえないほどの毅然たる態度とが、私たちの支えになった。
 彼女の晴朗さがどんな不和にも打ち勝った。私たちは母が元気を失ったところを見たことがない」(林田新二訳、ハンス・ザーナー編『運命と意志』以文社)
 母は強く尊い。広布の母は、何よりも尊く強い。
 哲人ヤスパースは、さらに語った。
 「(病気や不愉快、不満が)現実生活を乱す場合、母は、人を元気づけ生活の楽しみを再び進行せしめるような調子を見いだした。(中略)私たちを力づけるような言い方をし、その周囲を彼女の喜びで充たし、くじきえないほどに溌剌としていた。
 母がいると私たちは、どんな不信によっても不安によっても脅かされることのない、安全だという気持ちになることができた」(同)
 まさに、創価の母たちの振る舞いであると私は思う。
 我々は、どこまでも女性を尊重し、大切にしながら、座談会を中心に進むのだ。
35  「座談会」こそ学会の推進力
 「原点」を大切にする組織は強い。創価学会の原点は座談会にある。座談会こそ、学会の「推進力」であり、広宣流布の「勝利の根本」であるといってもよい。
 友人の方々が、楽しく集える座談会。新会員が元気になる、和楽の座談会。普段なかなか会合に参加できない人が来ても、「本当に来てよかった」と納得する座談会──そのために、徹底して相談し、それぞれの地域、組織の特長を生かせるよう、中身を考えていただきたい。
 座談会を迎えるまでの活動が大切だ。リーダー率先の、一軒一軒への励ましが、当日の充実した集いとして結実するのである。
 座談会会場を提供してくださる方々には、いつも、さまざまなご苦労をおかけしている。私は妻とともに、日々、心から感謝の題目をお送り申し上げている。会場提供者への配慮を決して忘れてはいけない。
 また、会場には多くの人が出入りする。近隣への配慮も不可欠である。
 ともどもに、「大座談会運動」の大波を起こそう! そして明年へ、世界一、希望と喜びに満ちた創価家族のスクラムを、さらに拡大してまいりたい。
36  結びに、婦人部の皆様方へ、
  偉大なる
    広布の母に
      栄光あれ
 と捧げたい。そして全同志に、
  偉大なる
    勝利の道を
      築かむと
    師弟の栄光
      いやまし光りぬ
 と詠み贈って、記念のスピーチとしたい。
 いよいよ、続々と、新しいリーダーが躍り出る時だ。
 まずリーダー自身が、最前線を走って走って走り抜く。正義と真実を、しゃべって、しゃべって、しゃべり抜いて戦うのだ。
 壁を破ってこそ青年だ。後継者である。
 聡明に、希望と幸福のスクラムを広げていただきたい。
 鉄の団結で進もう! 私と一緒に戦おう! 勇気をもって!

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