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新時代第28回本部幹部会 シドニー平和財団「金メダル」授賞式

2009.4.22 スピーチ(聖教新聞2009年下)

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20  不可能を可能にした「金」の歴史
 女性の幸福、子どもたちの幸福のために立ち上がった、貴国オーストラリアのエディス・コーワンは、大変に有名です。
 88年前、貴国で初めて、女性として議員に立候補して戦いました。
 彼女は勇気をもって、「民衆の声」「女性の声」で道を開き、社会を変えていこうとしたのであります。
 偏見や差別が渦巻く時代にあって、絶対に勝つはずがないと思われた選挙でした。
 そのなかで彼女は、見事に勝ったのです。世間も驚くような勝利でありました。
 創価の新時代を開く女性の皆さんも、よろしく頼みます!
 彼女には、常に心に定めた信念がありました。
 それは「私たちの真の価値を、行動で示そうではないか」というモットーであります。
 皆さんも、一人一人、信念のモットーをもっていただきたい。
 彼女は、粘り強く、執念の行動を貫き通し、「不可能が可能になった」と驚嘆される勝利を打ち立てました。まさに、“まさかが実現”です。その歴史は、今でも賞讃されています。
 努力と苦労を重ねて築き上げた歴史、勝利した歴史、逆境を乗り越えた歴史のみが、消えることのない「金」の輝きを放つものであります。
 きょう拝受した貴財団の「金メダル」に、私は深い意義を感じております。重ねて、心から感謝申し上げます。
 青年部の諸君も、平和のために頑張っていただきたい。偉くなっていただきたい。強くなっていただきたい。〈「ハイ!」と力強い返事が〉
21  貴国の女性詩人ジュディス・ライトは、声高らかに謳いました。
 「仲良く信頼し合い、共に生き、共に働くことは、深い暗闇の中で、尊き光の価値を示すことになるのです」
 今、人類は再び、力を合わせて、「戦争のない世界」「核兵器のない世界」へ前進しゆく、大きなチャンスを迎えつつあります。
 大事な大事な時代です。平和への流れを逆行させることがないよう、民衆が厳しく監視しなければなりません。
 敬愛するシドニー平和財団の先生方とご一緒に、私たちは、平和を願う世界市民の声を、さらに強く、高めていこうではありませんか。
 皆で、シドニー平和財団の崇高な理念を、世界に宣揚してまいりたい。
 そして、一つまた一つ“勇気ある団結と行動で、「正義の完勝の旗」「正義の大勝利の旗」を掲げながら、皆、健康で朗らかに、勝ち進んでいく青春時代であってください。
 このことを全員で決議して、本日の“シドニー会議”を終了します! ありがとう!

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