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11・18記念代表協議会  

2008.11.19 スピーチ(聖教新聞2008年上)

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42  「不屈の闘志」こそ英雄の魂!
 ナポレオンの人生は、決して栄光や勝利ばかりではなかった。失敗もあった。挫折もあった。
 皇帝の座を追いやられて、2度も島に流罪されるという悲劇も味わった。
 しかし、ナポレオンは、いかなる境遇にも断じて負けなかった。
 エルバ島に流された時、彼は、断固たる志をもって立ち上がり、もう一回、復活した。
 この不屈の闘志に、英雄の英雄たる魂の発光があると、私は思ってきた。
 最大の苦難や逆境の時にこそ、その人物の真価がわかる。
 ナポレオンは、最後に流刑された絶海の孤島セント・ヘレナにおいても、こう叫んでいる。
 「不幸を乗り越えるのが高貴で勇気あることなのだ! この世では、誰もが、その運命を全うする義務があるのだ!」(ラス・カーズ編、小宮正弘訳『セント・ヘレナ日記抄』潮出版社)
 わが人生を開いていくのは、この雄々しき気概である。決然たる勇気である。
 重ねて、ナポレオンの獅子吼を贈りたい。
 「仕事こそ私の本領とするところだ。私は仕事をするように生まれついているのだ。
 私は自分の足の限界は知っていた。眼の限界も知っていた。しかし仕事となるとその限界はまるで知らなかった」
 「数よりも精神力が勝利を決定する」(ともにアンドレ・マルロー編、小宮正弘訳『ナポレオン自伝』朝日新聞社)
43  結びに、私と同じ心で戦い進む、わが愛弟子たちに一句を贈りたい。
  創立日
    君たちありて
      大前進
 長時間ありがとう! すべてに立派な総仕上げをしていこう!

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