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日蓮大聖人・池田大作

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創立78周年記念最高協議会  

2008.11.11 スピーチ(聖教新聞2008年上)

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19  誠実に尽くすリーダーたれ
 私は「戸田大学」の卒業生である。師の苦境の時に「そばにいてくれ」と頼まれ、夜学を断念して、仕え抜いた。
 これこそ私の誇りである。戸田先生が私をつくってくださったといってよい。
 文豪ゲーテは記した。
 「いかにすればおのれ自身を識ることができるか。観察によるだけではけっしてできないが、行動を通じてならば可能となる。
 きみの義務を果たすことを試みるがよい。きみがいかなる人間であるかがすぐにわかるはずだ」(岩崎英二郎・関楠生訳「箴言と省察」、『ゲーテ全集』第13巻所収、潮出版社)
 行動によってこそ、人間の真価は明らかになる。自分の真実の姿を知ることができる。
 仏法においては、広宣流布を進めた人が、一番偉い。
 万が一、学会の幹部が、学歴や経済状況など、仏法以外の権威によって人物を判断し、決めつけるようになれば、学会員があまりにもかわいそうだ。
 最も功労のある人に対して、深く感謝し、讃えていくのが“人間の世界”である。この心を軽んじ、忘れたならば、嫉妬が渦巻く、薄情な“提婆の世界”となってしまう。
 そういう兆しに対して、私と妻は人知れず闘ってきた。
 そして皆さんもまた、真面目に、誠実に、この尊き学会を守りきってほしいのである。
20  今いる場所で輝く存在に!
 牧口先生に対する戸田先生の態度は、それは厳粛であった。
 私もまた、戸田先生に対して厳粛に接した。命をかけて護り、増上慢の人間と戦った。
 「師弟」があるから学会は伸びた。ここまできたのである。仏法を根本にした「師弟」を外せば、あとは何も残らないであろう。
 最後に、戸田先生の青年に対する言葉を贈りたい。
 「学会には、御本尊を受持して、絶望の淵から見事に立ち上がり、生き甲斐をもって蘇生した多くの同志がいる。創価学会は、考えれば考えるほど不思議な団体なのだ。使命をもった団体なのだ。
 ゆえに、学会と縁を結んだ青年部の諸君もまた、不思議なる青年だといわねばならないのです」
 「君たちこそ、将来の学会の中枢ではないか。金剛不壊の車軸となれ! 若き革命児として立ち上がれ!」
 今いる地域で、職場で、堂々たる柱となり、光り輝く存在となっていただきたい。またお会いしよう!

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