Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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秋季彼岸勤行法要  

2008.9.23 スピーチ(聖教新聞2008年上)

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23  「自他ともに!」 これが学会精神
 私たちの次元で申し上げれば、自分だけが安穏な状態になってよしとするのではない。
 そこから再び、人々のために、逆巻く激流へと舞い戻っていくのだ。
 荒れ狂う現実社会の真っただ中で、勇敢に、人間のため、民衆のために戦い、一人また一人と救う。自他ともに、生死の激流を「渡り切る」挑戦こそ、我らの学会精神にほかならない。
 濁流の世間を、いささかも恐れない。
 「立正安国」の対話に勇んで打って出る。
 この学会活動の中にこそ、「常楽我浄」という最高の幸福境涯へと前進しゆく道がある。
 今、生きている人はもちろん、亡くなられた方々も包みながら、一切を希望の方向へ、喜びの方向へ、建設の方向へ、勝利の方向へ、リードしていくのだ。ここにこそ真実の意味での「常彼岸」の姿がある。
 大聖人は仰せである。
 「この経を一文一句でも聴聞して心に染める人は、生死の大海を渡ることのできる船なのである」「生死の大海を渡るのは、妙法蓮華経の船でなくては、かなわないのである」(御書1448㌻、通解)と。
 創価学会は、この日蓮仏法を掲げて、世界の民衆を、自行化他の実践を通して、成仏の大境涯へとリードしていく大船なのである。
24  結びに、全同志に箴言を贈りたい。
 ポーランド出身の革命家ローザ・ルクセンブルク。
 彼女が獄中から叫んだ、信念の言葉である。
 「わたしは、いかなる境遇に自分が置かれようと、真底からの幸福感を失うことはありません」(秋元寿恵夫訳『獄中からの手紙』岩波文庫)
 また彼女は綴った。
 「歴史はまさに私どもの手中にあると確信しています」(伊藤成彦訳『友への手紙』論創社)
 元気いっぱい、張り切って戦おう! 自分自身の幸福のために! 民衆の勝利のために!

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