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全国代表者会議  

2008.5.27 スピーチ(聖教新聞2008年下)

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21  我らは、広布を担う使命においては、全部、平等である。
 だれが本当に学会を背負っていくか。広宣流布を切り開いていくか。私は、期待し、見守っている。
 皆、歩調を合わせながら、新しい人材を、どんどん伸ばしていくのだ。
 全体観に立ち、大きな責任感をもってこそ、正しい判断力もついてくる。
 新時代のリーダーの皆様に、人類初の宇宙飛行士ガガーリンの言葉を贈りたい。
 「強い意志は、人間に生まれつき備わっているものではない。
 それは、育てていくものなのだ」
 だから訓練が大事だ。
 学会の訓練を受けきった人は強い。何があっても崩れない。
 訓練されていない人を、大事な立場につけると、失敗する。
 信心の薫陶以上に偉大なものはないのである。
 私が2度お会いした、イギリスのサッチャー首相は言う。
 「熱心に働くことなくして上の立場に立った者を私は知りません。これは方程式です」
 要領だけの人間、行動なき人間は、人の上に立つ資格はない。
 また、上になればなるほど、人の何倍も働くのは、当然だ。そうでなければ、だれも、ついてこない。
 「手抜きの仕事は、生焼けのパンのようなもので、捨てるしかない」
 これは、インドの非暴力の闘士ガンジーの戒めである。
 手抜きは敗北だ。どんなに優れたスポーツ選手でも、練習で手を抜けば、力は出ない。
 ガンジーは、また「奉仕の人生こそが、唯一の実り豊かな人生である」と力説する。
 広宣流布は、民衆に力を与える仏法を日本中、世界中に弘め、人類を救いゆく聖業である。
 最高に尊く、最高に正しい「奉仕の人生」であり、最も「実り豊かな人生」である。
 誇りをもって進んでいただきたい!
22  私の願いは、皆様の「健康」と「勝利」と「幸福」である。
 特に男性は全員、偉くなっていただきたい。力をつけていただきたい。
 そのためには、人の何倍も戦い、周囲が目を恥張る結果を出すことだ。口先よりも、実践が大事だ。何もしないと、結局は、自分が損をする。
 戸田先生は、こうアドバイスされた。
 ──仕事や事業の試練は辛いものだ。しかし、すべての苦労が無形の財産となる。信心一途にやっていきなさい、と。
 女性は全員、幸福になっていただきたい。福運をつけていただきたい。そのための信心である。
23  私と一緒に!
 また、リーダーは、気取りを捨て、決して偉ぶらないで、どこまでも「一兵卒の決意で生きよ!」──こう強く申し上げておきたい。
 戦いがなければ、つまらない。喜びもない。
 学会のため、広宣流布のため、会員のために、どれだけ働いたのか──この一点こそが、その人の偉さを決める。幹部だから偉いのではない。
 アメリカの民衆詩人ホイットマンは喝破した。
 「一般に、特権を備えた特別な地位を獲得するために大衆から抜きん出ようとする野心が存在する。しかし人生の真の巨匠は、大衆の単なる一部であることに偉大さと成功を見る」(トーマス・マン著、青木順三訳『講演集 ドイツとドイツ人 他五篇』岩波文庫)
 さあ、胸を張って、元気に進もう!
 私と一緒に! 希望の歌を歌いながら!
 戸田先生は「私と一緒に進めば、必ず幸せになる」と断言された。
 仏法の根幹は「師弟」である。
 「師弟相違せばなに事も成べからず」である。
 人生の一番の思い出は何か。
 広宣流布に戦うことである。
 師匠とともに戦うことである。
 これが学会の伝統であり、戸田先生に全生命を捧げた私の偽らざる実感である。
 どこまでも師匠を求め抜くことだ。師から逃げてはいけない。師を避けてはいけない。
 農家の方は、精魂こめた作物の状況を、ひと目見ればわかる。何十年間も、大勢の人を全力で育ててきた私は、一人一人の力も、課題も、勝利へのカギも、よくわかるつもりだ。
 一人も残らず、勝利者になっていただきたい。
 使命のない人など絶対にいない。堂々たる広布の大将軍になってもらいたい。何かでトップと光るのだ。わが使命の舞台で、完全勝利の名指揮をお願いします!
 わが地域に、「団結の城」「人材の園」を大きく広げていただきたい。
 一にも二にも団結して「いい人材をつくる」ことだ。「いい人材をつくる」ことが「いい組織をつくる」ことである。
 一切は人で決まるからだ。いい人材を見つけ、育て、光る人材を伸ばし、広げていかなければ勝利はない。
 ともどもに「創価の一本の道」「広宣流布の一本の道」を歩んでいきましょう!〈会場から「ハイ」と力強い返事が〉
 長時間、ご苦労さま! 本当にありがとう!

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