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婦人部最高協議会  

2008.2.27 スピーチ(聖教新聞2008年下)

前後
39  「摩訶波闍波提比丘尼まかはじゃはだいびくに」は、仏教最初の女性修行者である。釈尊の養母でもあった。
 この母に、釈尊は法華経で「一切衆生喜見如来」(一切衆生喜見仏)として、未来の成仏の記別を与えられた。
 「一切衆生が喜んで見る仏」との名前を授けられたのである。
 日蓮大聖人は、この「一切衆生が喜んで見る仏」という名前に値するのは貴女ですよ――と、無名の母に述べられた。〈御書1420㌻〉
 彼女は、夫に先立たれて、頼れる後ろ盾もなかった。皆から悪口罵詈もされた。そのなかを、名聞名利など眼中になく、師の仰せを違えず、命をかけて妙法に生き抜いた女性であった。
 この母を見れば、あらゆる人が歓喜する。
 この母に会えば、あらゆる人が元気になる。
 この母と語れば、いつでもどこでも、平和と希望と勇気の笑顔がはじける――。
 まさしく最も地道で、最も苦労しながら、広宣流布の最前線で戦う創価の母たちこそ、「すべての人が喜んで仰ぎ見る仏」の名にふさわしい。
 この尊き婦人たちに対して、自分の下に見たり、傲慢な態度をとったり、生意気な姿で接しゆく幹部は、学会の幹部ではない。「魔」の存在である。断じて仏罰を受ける。
 賢明な婦人部の方々から見れば、そのような威張り腐った幹部は、哀れな畜生に映っても仕方がない。
 だれ人たりといえども、婦人部から信頼される一人一人にならなければ、尊き仏法を広めゆく幹部の資格はまったくない。
 「平等大慧」「異体同心」この姿こそが、学会の実相であらねばならない。
 ともあれ、21世紀を「生命尊厳の世紀」へと開きゆかれる、広布の母たちの「生きる喜び」に満ちた仲良き前進に、心ある世界の識者たちは、感謝の最敬礼を送り始めわている。「正義」と「和楽」の朗らかな明るい婦人部の大行進が、人類の万雷の大喝采に包まれゆく時代が、いよいよ到来したのである。
40  心一つに広布へ
 創価の母たちの福徳は、三世永遠にして、無量無辺である。
  厳寒の
    彼方に春の
      花咲かむ
    三世の生命は
      満開なるかな
 賢明な「地涌の菩薩」である婦人都は、今や、全日本に、いな全世界に誇る、希望と幸福の大連帯となった。
 日本の広宣流布も、世界の広宣流布も、盤石な土台ができあがった。
 その地道にして、尊い礎になってくださっているのが、婦人部の皆様方であられる。
 大切な婦人部の皆様方のご健康とご長寿、そして勝利と幸福を、日蓮大聖人は厳然と守護し、讃嘆してくださるであろう。
 私たち男性も、婦人部、そして女子部を、さらに守り讃えて、ともどもに異体同心の前進を、朗らかな前進を、勝利のための前進を、幸福のための前進をしていくことを、晴れ晴れと誓い合って、きょうのスピーチを終わらせていただきたい。
 長時間、ありがとう。どうか、お元気で! 私と心一つに勝ち進もう!

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