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全国代表協議会  

2007.9.28 スピーチ(聖教新聞2007年下)

前後
19  常勝将軍たれ
 弘教においても、私は弟子の勝利の歴史を打ち立てた。
 昭和27年(1952年)のことである。この前年、戸田先生は第二代会長に就任され、75万世帯の弘教を誓願された。しかし、折伏は遅々として進まなかった。
 当時、全国には十数の支部があった。しかし、ほとんどの支部が、1カ月で数十世帯の折伏しかできなかった。
 戸田先生は言われた。
 「このままでは、広宣流布は5万年もかかってしまう。大作、お前が立ち上がってくれないか!」
 先生の命を受け、私は蒲田支部の支部幹事として、弘教の指揮を執った。そして、当時の限界を打ち破り、1カ月で200世帯を超える折伏を成し遂げたのである。
 ここから、壁が次々と破れた。500世帯、1,000世帯、そして2,000世帯──弘教の波動は、大きく広がっていった。
 蒲田での2月闘争が、75万世帯達成への突破口を開いたのである。
 また、その翌年、私は戸田先生の任命で、文京支部の支部長代理に就いた。そして、全国で最下位クラスだった文京支部を、第一級の支部へと発展させた。
 仏法は勝負である。何事も、戦う以上は、勝つしかない。私は、先生から命じられた広布の戦は、断じて勝ち抜いてきた。連戦連勝であった。
 あの豪気な、めったに人をほめない先生が「大作のおかげだ。お前には本当に感謝している」と何度も言われた。これが本当の師弟である。
 皆さんも「常勝将軍」であっていただきたい。
 戦うことだ。悔いのない、偉大な人生、素晴らしい人生を生き切っていくことだ。その功徳は、生々世々しょうじょうせぜ、子孫末代まで全部、流れ通っていく。
 〈ここで名誉会長に促されて、参加者の代表が立ち上がって発言を。創価学園の出身者が、先日、修学旅行で東京を訪れた関西創価小学校生を名誉会長が激励したことへの感謝を述べた〉
 私は学園生を心から大事に思っている。誇りに思っている。そして今、どんどん、人材が育っている。それが私はうれしい。
 今は少子高齢化の時代である。この大変な時代のなかで、学会はどう進んでいくべきか。私も真剣に考えている。
 まずは青年の連帯を広げることだ。未来部の育成も重要な課題である。担当者の方々の使命は、はかりしれない。
 ともあれ、大事なことは、今いる学会の同志が、組織の上でも、人間的にも、がっちりと団結していくことだ。一人が万人の力を発揮していくことだ。
20  具体的に語れ
 きょうは、女子部のリーダーの代表も参加しておられる。
 女子部の皆さんは、くれぐれも、帰宅時間が遅くならないように気をつけてほしい。無事故で、健康第一で、進んでいただきたい。
 皆さんは、何よりも、朗らかであってほしい。そして、同志が皆、元気で、喜んで一緒に前進できるように、一人でも多くの人が仏法を持つようにと、御本尊に語りかけるように真剣に祈っていくことだ。
 また、大勢の前で話をする時は、抽象的な話ばかりしてはいけない。それでは皆の心を動かすことはできない。
 身近な実践や具体的な事実を通して、明快に語っていくことが大切だ。
 女子部は全員、幸せに! そのために聡明であっていただきたい。皆で心から応援していきたい。
 きょうはご苦労さま! 皆、それぞれの持ち場をしっかり守っていただきたい。後輩を大事に育てて、同志と仲良く! 大切な大切な、広宣流布の城を頼みます! 長時間、本当にありがとう!

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