Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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方面長会議
2007.8.28 スピーチ(聖教新聞2007年下)
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「一日見ず、三月の如し」
同志の団結が勝負を決する。
戸田先生は、近代日本の夜明けを開いた志士の一人、高杉晋作がお好きだった。晋作といえば、「奇兵隊」が有名である。
晋作の師匠・吉田松陰は、時代を変えるには民衆の力しかないと結論した。晋作は、身分を問わず有志を集め、民衆の部隊・奇兵隊をつくった。
晋作が、同志の桂小五郎に送った書簡には、次の一節が見える。
「一日見ず、三月の如し」(堀哲三郎編『高杉晋作全集(上)』新人物往来社)
“一日会わないでいると、三カ月も会ってないように思える”との意である。同志を大切に思う真情があふれている。
学会もまた、同志を大事にしてきた。位や権威ではない。同志の心と心の結びつきで勝ってきた。
“自分さえよければいい”というのは権力の魔性だ。傲慢な人間、威張る人間は、学会に必要ない。
「身軽法重(=身は軽く法は重し)」である。「不自惜身命(=自ら身命を惜しまず)」である。大事なのは「自分」ではなく「法」である。それが仏法だ。また、広布を進める唯一の和合僧団たる学会を護ることである。
学会は、師弟の精神を根本として、全員が平等の世界だ。特権や差別など、断じて許してはいけない。学会は、どこまでも民衆のために存在し、民衆のために戦う団体として前進していくのだ。
上の立場にある人間が、謙虚に、謙虚になっていくことである。
リーダー一人一人が、断固たる自信と、崇高な信念を持ちながら、最高の礼儀と慈愛にあふれた指導者に成長していただきたい。
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皆が喜び勝てる名指揮を執れ
戸田先生は、よく言われていた。
「汝自身に力をつけよ。汝自身に悔いなき信念を持て!」
「力を持て! 全軍が勝利の方向に進めるよう、模範となっていけ!」
広布の戦いに、全部、勝てるように、そしてまた、皆が喜んで戦い、勝っていけるように、しっかり祈って、名指揮を執っていただきたい。
祈って祈って祈り抜いて、語って語って語り抜いて、礼を踏み、誠意を尽くし抜いていくのだ。
気取りがあってはならない。師匠のため一心不乱に戦い、身を粉にして同志に尽くしてこそ、本物の弟子である。
皆からよく見られようとお世辞を使ったり、人気取りに走るのは、本物ではない。それは見栄である。その点、戸田先生は、本当に厳しかった。
要領があってはならない。ずるい幹部ではいけない。
私は、戸田先生のもとで、先生に喜んでいただき、社会から「さすが学会だ」と讃嘆されるような前進を期していた。日本中の度肝を抜くような勝ち戦をしようと決めていた。そして、その通りに実行した。
さあ、きょうから、全員が「勝利」を合言葉に戦っていこう! 同志のため、日本のため、世界のために。
そして、自分自身の栄光の人生と、創価の師弟の勝利のために! どうか、体を大事に。
壮年部は、奥さんによろしく! 婦人部は、ご主人によろしく! 青年部は、お母さん、お父さんによろしく! 同志の皆さんに、くれぐれもよろしく!
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