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2007.8.23 スピーチ(聖教新聞2007年下)

前後
23  ローマクラブのホフライトネル名誉会長は、かつて語られた。
 「現代世界が直面している最大の問題は、文化の崩壊です。
 文化の崩壊が価値観の崩壊を招き、世界から誠実さが失われ不確実性が増大しています。
 そして価値観の崩壊とは、つまり宗教の崩壊にほかなりません」(「潮」1996年5月号)
 この世界的な課題に勇んで挑戦しているのが、皆様方の日々の対話であると、私は思っている。
 私たちの民衆運動の大切な意義を、深く自覚したい。
24  気取りを排せ
 インドの詩聖タゴールは記した。
 「だれか偉大な精神、言いかえれば真理を愛する人が、彼ら(=古い過去にしがみついている人たち)の殻を打ち破って、そこに思想の光や生命の息吹きをみなぎらせるとき、彼らは苛立って怒りだすのである。
 思想は運動をひき起こすが、彼らはすべての前進を自分たちの倉庫の安全を脅かすものと考えている」(森本達雄訳「芸術家の宗教」、『タゴール著作集第9巻』所収、第三文明社)
 私たちの思想、運動もまた、常に新しくなければならない。心にできる壁を、打ち破るのだ。
 「気取り」や「見栄」は、「驕り」になる。これらの心の動きが、信心をいちばん傷つけるのだ。
 この点、戸田先生の訓練は、それは厳しいものだった。牧口先生と戸田先生、そして戸田先生と私の師弟は、峻厳そのものであった。
 「不借身命」と、御書に記されている通りの行動をする、法華経の行者、信心を貫く人を、見くびってはいけない。
 つまらない地位や学歴などによって推し量れるような、大聖人の仏法ではない。
 そのような輩は、果敢に責め抜き、尊き学会員を断じて護ることだ。
 そして、きょう集った皆さんが率先して、師弟の精神みなぎる創価の城、希望の城、安心の城を、わが天地に堂々と打ち立てていただきたい。
 長時間、ご苦労さまです! お会いできなかった同志にくれぐれもよろしくお伝えください。ありがとう!

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