Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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ドクター部・白樺会・白蓮グループ合同研…  

2007.8.11 スピーチ(聖教新聞2007年下)

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14  性別や地位は成仏と無関係
 法華経では、真の成仏である「即身成仏」を示すにあたり、「女人成仏」という形をとっている。その意義は、まことに甚深である。
 朝な夕な、読誦している寿量品の自我偈には、「質直意柔軟 一心欲見仏 不自惜身命」と説かれる。
 「質直意柔軟」は、心がまっすぐで(質直)、囚われるものがない(柔軟)という意味である。
 一心不乱に身命を惜しまず、求道心を燃やし、師とともに、広宣流布の大道を歩む。
 その模範が、女性の弟子たちによって示されていることをこそ、よくよく知らねばならない。
 大聖人は、「諸法実相抄」に綴られた。
 「末法にして妙法蓮華経の五字を弘めん者は男女はきらふべからず
 「四条金吾殿女房御返事」には、「此の経を持つ女人は一切の女人に・すぎたるのみならず一切の男子に・こえたり」と仰せである。
 大聖人の仏法は、性別や社会的地位などは一切関係ない。ただ「信心の厚薄」によって成仏が決まる。
 そして、信心強盛な女性こそが最も尊貴なりと、大聖人は最大に賞讃され、成仏は間違いないと励ましておられる。
 鎌倉から、はるばる佐渡の一谷まで大聖人をお訪ねした女性門下を、「日本第一の法華経の行者の女人」と讃嘆なされ、「日妙聖人」の尊称を与えられた。そのほかにも、健気な信心を貫く女性に「上人」の号などを贈り、讃えておられる。
15  奮闘する皆様方は宝の中の宝!
 妙法を持った一人の真剣な女性には、だれもかなわない。
 今日、広宣流布を最大に支えてくださっているのは女性の皆様である。
 なかんずく、白樺の皆様方、そして女性ドクターの健気にして勇敢な奮闘は、学会の宝の中の宝である。
 男性のリーダーは、このことを、ゆめゆめ忘れてはならない。
 仏に等しい女性の同志に対して、威張ったり、叱ったりすれば、厳しい仏罰が出る。
 大聖人は、「女人成仏」を説き明かした法華経こそが、悲母の恩を報ずることのできる真実の「報恩経」(同1312㌻)であると述べられている。
 御義口伝では、「竜女の二字は父子同時の成仏なり」と仰せである。
 また、開目抄において、「竜女が成仏は末代の女人の成仏往生の道をふみあけたるなるべし」と断言されている。
 広宣流布に生き抜く行動こそが、母も父も、さらに縁するすべての人々を成仏へ導いていく、大直道なのである。
 現実は、さまざまな苦難の連続である。竜女がそうであったように、驕慢や無理解や偏見が、渦巻いているかも知れない。
 しかし、妙法の師弟の道を生き抜く女性が、負けるわけがない。不幸になるわけがない。
 そして、「今」「ここ」で、自分自身が断固として勝ちきっていくことが、未来永遠の女性の幸福の道を開くのである。
 すべての母たちの幸福のために! すべての女性たちの栄光のために!
 これが、広布の道である。日蓮大聖人の御心であり、我ら創価学会の大願である。
 この先頭を、颯爽と進みゆかれる婦人部、女子部の皆様、女性ドクター、白樺の皆様方の、ご健康と、ご多幸を、私と妻は、これからも、さらに真剣に祈り抜いてまいります。

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