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新時代第4回本部幹部会 新時代第1回全国青年部幹部会

2007.2.8 スピーチ(聖教新聞2007年上)

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24  沖縄よ幸福に!
 沖縄の皆さん、おられますか?〈代表が元気に立ち上がる。この日2月8日は、1974年に那覇市で行われた、沖縄広布20周年記念総会を淵源とする、「沖縄の日」であった〉
 愛する沖縄の大勝利、おめでとう! 沖縄の新出発、おめでとう!
 私が沖縄を初訪問したのは1960年。ちょうど会長に就任した年の真夏の7月16日。
 日蓮大聖人が「立正安国論」を提出して国主諫暁されてから満700年のその日であった。
 以来、沖縄には17回の訪問の歴史を刻んだ。
 私は願った。
 「沖縄を東洋のハワイに!」
 沖縄は大変だった。戦争で蹂躙され、苦しみ抜いてきた。
 一番、苦労した沖縄が一番、幸福に!
 そう心から祈り、励ましを贈り続けてきた。
 今、まさに、皆が憧れる幸福島となった。
 昨年、行われた「地域元気度」の調査でも、沖縄が“日本で一番、元気がみなぎっている県”になったとうかがった。
 〈民聞調査会社「ワード研究所」と市民グループ「市民満足学会」が実施。「あなたの地域(市区町村)は元気ですか」との設問に答える「地域元気度」、さらに将来元気度、本人元気度、家族元気度で沖縄が1位となり、総合元気度でも沖縄が全国1位となった〉
 また沖縄は、「行ってみたい県、住んでみたい県」として注目されている。それが経済にも好影響を与えている。
 沖縄は勝った! 大発展する沖縄は、広宣流布のモデル地帯である。
 私はうれしい。「沖縄、万歳!」と皆で讃えたい。
25  最後に、世界の英知の言葉を贈りたい。
 ドイツの詩人・ヘルダーリン。
 「安息はわたしを幸福にせぬ」
 「悩みは若者の胸を高める」(生野幸吉訳「いらだち」、『ヘルダーリン全集1』所収、河出書房新社)
 そしてロシアの大文豪ドストエフスキーは、青年を、こう励ました。
 「粘り強さを持った人はかならずいつかは物になるものです」
 「失敗をしない人間などいるものですか? 第一ずっと波風の立たない人生などに、なんの値打があるでしょう。
 もっと勇気を出して自覚を高めること──これがあなたに必要なことです」(小沼文彦訳『ドストエフスキー全集第17巻』筑摩書房)
 勇気──これが人間として、青年にとって、最も大切なのだと申し上げ、スピーチを終わりたい。
 長時間、ご苦労さま! とくに海外の皆さま、ありがとう!
 皆、どうか、風邪をひかれませんように。また、お会いしましょう!

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