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日蓮大聖人・池田大作

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新時代第2回本部幹部会  

2006.12.7 スピーチ(聖教新聞2006年下)

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23  「信心強盛」こそ一年の計の根本
 昭和33年、『大白蓮華』の新年号において、戸田先生がご生涯の最後に執筆された年頭所感のタイトルは、何であったか。
 それは、「勇猛精進」である。その結びに、先生は叫ばれた。
 「新春を迎えるにあたり、学会員の一人一人が、この決意も新たに、広宣流布の大道を勇猛精進せられんことを祈ってやまないものである。
 『一生空しく過して万歳悔ゆること勿れ』の御聖訓を日夜誦して、今日よりも明日、今月よりも来月、今年よりも来年と、いよいよ信心強盛に励むことが一年の計の基本であり、一生の計の根本となるのだ。まず肚を決めよ! 決まったら勇ましく進め!」
 日寛上人は、この「勇猛精進」について、「依義判文抄」で、大要、次のような意義を紹介しておられる。
 「勇」とは、「勇んで行動すること」。
 「猛」とは、「智慧の限りを尽くすこと」。
 「精」とは、「一点の混じり気もないこと」。
 「進」とは、「間断なく前進すること」。
 この「戦う心」が、仏法の究極であり、仏の姿であると、よく戸田先生は訴えられた。その通り、私はやってきた。
 明年の「前進・勝利の年」は、この「勇猛精進」の大闘争心で勝ち進みたい。
24  この12月5日は、私が中国の周恩来総理とお会いして、満32年の日であった。
 この日を記念して、周総理の誉れの母校・南開大学では、若き英才の学生たちが勇み集って、新たに「周恩来・池田大作研究会」が発足したとうかがった。
 孔繁豊こう・はんほう副学長をはじめ、多くの教授の方々も出席してくださって、記念の講演会が持たれた。
 「周総理と池田先生の平和友好の精神、人類共生の哲学を、21世紀はもとより、22世紀へも伝えていきたい」──そういう心で取り組んでくださっている。
 周総理も、喜んでくださると思う。講演会の夜は、美しい満月が式典を見守っていた。
 周総理は、「闘争を堅持する人民の力はきわまることなく、つきることのないもの」と言った(森下修一訳『周恩来選集』中国書店)。
 闘争していけば、どんどん力が出る。戦いを止めたら、力が出なくなるものだ。
 そして最後に、周総理の「決して敵を恐れるな! 敵との闘争の中で、自分自身を鍛錬していくのだ」との言葉を紹介して、私のスピーチを終わりたい。
 明年が、皆さんにとって勝利の1年、幸福の1年になるよう、私は祈っている。
 皆さん方の幸福、学会の発展、皆さん方のご一家の繁栄、無事安穏、全同志の勝利を、妻とともに祈っている。
 よいお正月を、そして素晴らしい勝利の1年をお迎えください。
 心から、この1年間の感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
 また元気でお会いしましょう! 長時間、ありがとう。来年も勝利の1年を勝ち抜きましょう! 本当に1年間、ありがとう。サンキュー・ソー・マッチ!

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