Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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創立記念日最高協議会
2006.11.18 スピーチ(聖教新聞2006年下)
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「創価三代の後継は壮挙」
ご存じの通り、先月、中国の名門・
華中
かちゅう
師範大学で、「調和社会と調和世界──池田大作思想国際学術シンポジウム」が開催された。
これには、北京大学はじめ20大学・機関から、約70人の一級の研究者が出席された。〈席上、出席者の総意で、池田名誉会長の名誉学術称号200の受章に対する「慶祝文」が採択された〉
また、4回目となった今回の国際学術シンポジウムには、中国の歴史学者で、「史学大師」と仰がれる
章開玩
しょう・かいげん
先生も参加され、「道は異なれど、行き着く所は同じ──私と池田先生の出会いと交友」と題する基調講演をしてくださった。
章先生と私は、対談集の編集に向けて、現在、「歴史」と「文化」と「教育」を巡る対話を進めている。
この章先生が大切にされている言葉がある。
それは「
薪火相伝
しんかそうでん
」。中国の古典『荘子』に由来する言葉である。
章先生は、この言葉について、「薪は自らを燃やすことによって火を伝えていく」という意義であるとし、次のように語ってくださった。
「創価学会も、牧口先生から戸田先生へ、戸田先生から池田先生へと、三代の会長に厳然と受け継がれてきたことは、まさに『薪火相伝』と言うにふさわしい壮挙であります。
その偉大なる炎は、これからも、師匠である池田先生から若い後継者へと、綿々と受け継がれていくことでしょう」
この世界の知性の期待と信頼を、私は、そのまま、青年部をはじめ、未来を担いゆくすべてのリーダーの皆さんにお伝えしたい。
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この10月から11月にかけて、ヨーロッパの25カ国で教学試験が行われている。約8,000人の求道の友が受験されている。言語も、英語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、オランダ語、セルビア語など、さまざまである。
本当に尊い仏道修行である。日蓮大聖人が、どれほど喜ばれることか。
スペインでも、わが同志は、かつての悪逆な邪宗門の陰謀をすべて打ち破って、大発展のなか、晴れ晴れと創立の日を迎えられた。
今回の教学試験にも、300人を超える同志が、バルセロナ、マジョルカ島、サラゴサ、マドリード、バレンシア、セビリア、マルベージャ、テネリフェ島、グラン・カナリア島で受験されるとうかがった。
大勝利のスペインの同志を讃えながら、19世紀スペインの女性の“人権の闘士”コンセプシオン・アレナルの言葉を申し上げたい。
「言葉は真実を述べるため、そして人々の苦しみを癒すために授けられたものである。ゆえに、不正や誤りや不幸を前に沈黙してはならない」
「善のために使われる時間は、時間の浪費にはならない」
「あきらめるということは、苦しむ習慣をつけるようなものである」
終わりに、句をお贈りしたい。
我が
同志
とも
よ
勝ちに勝ちたり
創立日
学会の同志は、仏法の視座から見れば、生死を共にする仲である。
私にとっては、家族以上の存在である。最高幹部もまた、そのつもりで全力を尽くしていただきたい。
私は、世界中に信頼の広がり、友情の広がりをつくってきた。
学会員の皆さんが元気であればいい。喜んでくれればいい。幸福であれば、それでいい──すべて、この一心からの行動である。
また、そのために、私は正邪を公正に言い切ってきた。まじめで公正な人々が苦しむようなことをさせない。それが私の責任であり、広布の指導者の責任であるからだ。
この責任を忘れた幹部は「我見」に陥る。「異体同心」の心でつながっている同志の絆を、おかしくしてしまう。
学会のリーダーは、決して気取らず、「誠実」の二字で戦ってほしい。その誠実の行動に、仏の生命の発露である「慈悲」も輝くのである。
寒くなってきたので、風邪などひかないように気をつけてください。
各地の同志の皆さまに、どうかくれぐれもよろしくお伝えください!
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