Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

新時代第1回本部幹部会 東京総会、東京青年部総会

2006.11.10 スピーチ(聖教新聞2006年下)

前後
27  御聖訓には仰せである。
 「提婆達多は、自分のことを人が貴ばなかったので、どのようにしたら世間の名誉が仏に過ぎることができるかと考え抜いた」(同1041㌻、通解)
 嫉妬に狂う提婆達多のような人間には、決して、なってはならない。
 プラトンが書き残した対話篇『国家』。その中で、師ソクラテスがこう語っている。
 「最も邪悪であることが明らかな人間は、明らかにまた最もみじめな人間ではないだろうか?」(藤沢令夫訳『国家(下)』岩波文庫)
 また、「とにかく〈正義〉の味方となって、ぼくにできるだけのことをするのが最善の途だということになる」(同『国家(上)』)と。
 皆さんが、日々実践されていることである。
 プラトンは、こうも綴っている。
 「もし誰かが、何らかの点で悪い人間となっているのなら、その人は懲らしめを受けるべきである」(加来彰俊訳『ゴルギアス』岩波文庫)
 悪いことは、厳しく指摘するのだ。
28  三代の魂を貫け
 日本には、中国から多くの思想や文化が伝わってきた。
 その中国では、「三」を「万物を生み出す原点」ととらえる考え方がある。
 〈12世紀の中国の思想家・程大昌てい・だいしょうは、「『一』をもって『始まり』となし、『二』をもって『継承』となし、『三』をもって『完成』となす。そして万物が、よどみなく生み出されていくのだ」と論じている〉
 創価学会も、初代が創立し、二代が受け継いで発展させ、第三代が完成させた。
 このことは、一流の学者の方々も、指摘してくださっている。
 殉教の師・牧口先生のお名前は「常三郎」。
 常に三代とともに! 三代が盤石であれば、学会は永遠である──こういう意義にも通じると、戸田先生が語ってくださったことがある。
 「三代の師弟」を原点とする限り、創価学会は、万代にわたって発展していく。勝利、勝利を続けていくことができる。
 こう申し上げ、記念のスピーチとしたい。長時間、ありがとう! とくに海外の方々、本当にありがとうございます。ご苦労さまです。また、お会いしよう!

1
27