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日蓮大聖人・池田大作

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全国最高協議会  

2006.9.22 スピーチ(聖教新聞2006年下)

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23  日蓮大聖人は仰せである。
 「(妙法信受の人は)生まれたばかりの王子が産着に包まれたようなものであり、生まれたての大竜のようなものである。
 軽んじてはならない。蔑視してはならない」(御書342㌻、通解)
 これが、妙法流布に生き抜く学会員の尊き立場である。断じて、わが同志を蔑むようなことがあってはならない。また、だれ人にも絶対に蔑ませてはならない。
 御聖訓には、こうも仰せである。
 「妙法蓮華経の五字を弘められる智者に対しては、いかに賤しくても、上行菩薩の化身か、または釈迦如来の御使いかと思うべきである」(同550㌻、通解)
 「(三類の強敵による大難に)耐えて、妙法を弘める人を、釈迦仏は必ずや衣で覆い守ってくださるであろう。諸天は必ず、その人に供養するであろう。また肩にかけ、背中に負って守るであろう。その人こそ、大善根の人である。一切衆生のためには大導師なのである……」(同1359㌻、通解)
 大聖人は民衆の一人として、あらゆる苦難を乗り越えて、妙法を弘められた。その御心のままに広布のために戦いゆく友が、どれほど尊い存在であるか。このことを決して忘れてはならない。
 戸田先生も語っておられた。
 「けっして特別な偉い人というのはいるものではない。しかし凡夫の姿、凡夫の位でありながら、あらゆる人を救うところの力をもつようになるというのです」と。
 凡夫の姿のままで、苦悩する人々を救っていく。絶対的幸福への方途を教えていく。
 これほど偉大なことはないのである。
24  力を引き出せ! 勝利の名指揮を
 今、私は台湾・中国文化大学の張鏡湖ちょう・きょうこ理事長とも、対談集の発刊へ対話を重ねている。
 張理事長は著名な地理学者であり、環境問題、エネルギー問題の大家でもあられる。
 かつて張理事長は、こう述べておられた。
 「民主の時代のリーダーとは、あたかも、交響楽団の指揮者のようなものである。
 必ずや、それぞれの役割を深く理解していかなければならない。さらに、多くの協調と対話を進めていかねばならない。そうやって、“皆を楽器のごとくに生かしていく”ことができるのだ」
 どうか皆さまも、賢明に、勇敢に、全同志の力を一段と引き出し、一段と結合させながら、「勝利の名曲」を奏でゆく、見事なる名指揮をお願いしたい。
 また、今年は、四国で「紅の歌」が誕生してから25周年となる。
 学会歌の歌声が響くところには、喜びがある。広布の発展がある。私たちは、にぎやかに、そして高らかに、学会歌を歌いながら、生き生きと前進してまいりたい。
 各方面に戻られたら、わが敬愛する同志の皆さまに、くれぐれも、よろしくお伝えください。
 きょうは本当にありがとう! また、お会いしましょう!

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