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第63回本部幹部会、第4回北海道栄光総…  

2006.9.7 スピーチ(聖教新聞2006年下)

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17  「崇高な学会を断じて守れ!」
 未来のために、さらに戸田先生のご指導をとどめておきたい。
 学会の同志から支援を受け、そのおかげで議員になりながら、慢心を起こして堕落する──そうした人間に対し、先生は非常に厳しかった。
 「不知恩の輩だ。政治よりも、学会よりも、自分のこと、個人のことを大事にする連中だ。厳重に注意せよ!」
 悪に対しては絶対に黙っていてはならない。猛然と声をあげるのだ。容赦なく責めるのだ。
 「不知恩の政治家どもに、崇高な学会を断じて乱されてはならない。我らの世界の和合僧の学会から、そうした輩を叩き出すのだ。真っ向から教訓し、断固として増上慢を打ち破れ!」
 これが戸田先生の厳たる遺言であった。
 増上慢の人間が出たならば、断固、青年部が立ち上がってもらいたい。しっかり団結して、尊き民衆の城を守り抜いていただきたいのだ。
 戸田先生は、支援する候補者について、「私利私欲に目もくれない、高潔な人材がいればよいのだ」と語っておられた。まったく、その通りである。
 ある時、先生は、怒りを込めて言われた。
 「国民の幸福を願っているような顔をしている政治家などのなかに、その地位を利用して、一身の繁栄と私財の蓄積のみに汲々としている者のなんと多いことか」
 権力は必ず腐敗する。だからこそ、民衆が、もっと強く、もっと賢明にならねばならない。
 先生は喝破された。
 「権力の魔性という怪物は、信心の利剣でしか打ち破ることができない。それは、深く人間の生命の魔性に発しているからだ。この見えざる『魔』に勝つものは『仏』しかない」
 ここに永遠の指標がある。
18  一人ももれなく健康で幸福に!
 これから、学会本部をはじめ、各地の会館の整備を、一層進めていきたい。
 〈ここで名誉会長は、海外の同志の代表に声をかけ、激励を。ブラジルのミランダ女子部長は「ありがとうございます。池田先生に、本当に感謝しています。先生にお応えするために、一生懸命戦っていきます」と決意を述べた。
 名誉会長は「うれしいです。私も、同志の皆さん方が、一人ももれなく健康で、幸福になるように、一生懸命、祈っていきます」と。さらに「尊いお言葉に感謝します。お帰りになったら、皆さんによろしくお伝えください。オブリガード!(ポルトガル語で「ありがとう」)」と語った〉
 最後に、皆で題目を唱えたい。全員が「勝利者」になるために! 全員が「幸福者」になるために!
 季節の変わり目であり、体調を崩すことも多い。よく睡眠をとり、しっかりと勤行・唱題をして、健康を祈っていきたい。
 海外の方々、どうか楽しく、元気でお帰りになってください。全国の皆さん、ありがとう!

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