Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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山梨最高協議会
2006.9.3 スピーチ(聖教新聞2006年下)
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「何のため」の原点を忘るな
「破邪顕正」こそ、日蓮大聖人の仏法の魂である。学会精神の柱である。
邪悪に染まっていった人間の本質とは何か。大聖人は、明確に分析し、後世の戒めとされている。
「臆病で教えを心に刻まず、欲が深くて、疑い多い者どもは、漆の塗り物に水をかけて、空中に振って水が落ちるようなもの(教えたことが何にも残っていない)なのである」(御書1191㌻、通解)
また、御聖訓には、こうも記されている。
「貪欲・瞋恚(=怒り)・愚癡(=愚か)という酒に酔っているから、臣下が主君に敵対し、子が親を軽んじ、弟子が師を侮ることが、めずらしくないのである」(同1090㌻、通解)
現代の世相を見ても、まさに、この通りだ。なかんずく、心して注意すべきは、“権力の毒酒”である。“権力の魔性”である。
名聞名利に目が眩み、「何のため」という原点を忘れた権力者は、必ず自滅し転落していく。
大聖人は、厳愛をこめて仰せである。
「わが一門の中でも、信心を貫き通せない人々は、(初めから信じないよりも)かえって罪があるのです。(地獄に堕ちて、その時)日蓮をうらんではなりませんよ。少輔房、能登房ら(退転した門下の末路)を、よくごらんなさい」(同1168㌻、通解)
広宣流布を破壊することは、全人類の幸福の道を閉ざすことである。これほどの罪はない。反逆の徒への仏罰は、すべて仏法正義の明確なる実証である。後世への厳正なる教訓である。
「法華経の敵となった人を、今、生きている間に罰して、皆、人の見せしめにするようにと、梵天・帝釈、日月、四天に申しつけてある。日蓮が法華経の行者であるか否かは、これをもってご覧なさい」(同1138㌻、通解)
こうした御聖訓を胸に、徹底して悪と戦い、善を広げゆく戦いを貫いているのが、わが学会なのである。だからこそ、学会には功徳の花が爛漫と咲き薫っているのだ。
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創価の平和・文化・教育の大行進に、世界の知性の府から最高峰の栄誉が贈られている。
私は、全同志の皆さまを代表して、お受けしている。こうした栄誉を、いつも、「戸田大学」を出た弟子として、わが恩師に捧げている。
同時に私は、深い祈りを込めて拝受している。
ともに戦う、わが同志の皆さまが、生々世々、世界へ雄飛し、最高の知性の舞台で活躍されるように!
大福徳を積んで、子孫末代まで大博士になっていかれるように!
そして、いつも師弟一緒に、全世界の広宣流布のため、三世永遠に戦えるように!──と。
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訓練から力が!
1年また1年、いよいよ大前進し、1年また1年、ますます大発展する──わが山梨の同志の雄々しき姿が、私は何よりもうれしい。
牧口先生は叫ばれた。
「真剣な青年の努力に勝るものはない」
また、「正々堂々正邪の論議を為すの勇気」が大事だと教えられた。
さらに、牧口先生は峻厳に言われた。
「大善をするだけの度胸もない小善者は、大した頼りにはならぬ」
わが山梨青年部は、全青年部の先頭に躍り出て、勇気ある師子吼を上げていただきたい。
古代ローマの大詩人ホラティウスは言った。
「訓練で隠された力が発揮されるのだ」(鈴木一郎訳『ホラティウス全集』玉川大学出版部)
青年部の皆さんは、喜び勇んで、広布の庭で訓練を受けていっていただきたい。そこにこそ、汝自身の秘められた力が、限りなく発揮されていくからだ。
全部、君たち自身のためである。
ともあれ、景気も回復の兆しが見え始めたとはいえ、現実は、まだまだ厳しい。仕事が大変ななか、なんとかやりくりして、活動に時間を割いておられる方も大勢いらっしゃる。
どれほど尊いことか。
大事な大事な皆さまに、記念の歌を贈りたい。
富士見ゆる
広宣城の
山梨は
不滅の歴史と
三世の功徳を
山梨の新出発、本当におめでとう! どうか、お会いできなかった皆さんにも、くれぐれもよろしくお伝えください。
お元気で! ありがとう!
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