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第61回本部幹部会、全国婦人部幹部会、…  

2006.6.15 スピーチ(聖教新聞2006年下)

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21  「急所を外すな」
 きょうは、研修のために来日した、アメリカ壮年部の代表も参加してくださっている。社会で見事な活躍をしておられる方々である。
 遠いところ、本当にありがとう! SGIの同志の皆さまに、もう一度、盛大な拍手を送りたい。
 ここで、戸田先生の指導を紹介したい。
 先生は言われた。
 「何事にも急所がある。急所をはずすな!」
 何が戦いのホシなのか。リーダーは、それを見極めていくことが必要である。
 また先生は、こうも言われた。
 「広宣流布をなさんとする学会員こそ、地涌の菩薩である」
 「学会員こそ諸仏の集まりである」
 先生は、最前線で戦う同志を最大に大切にしておられた。
 青年部の集いでは、歴史上の人物などを通して、こう指導された。
 「綿密な作戦が大事である。企画をきちんと立てていくことが大切である」
 一つ一つが、深き人間学に根ざした珠玉の指導であった。
22  古代ローマの哲学者セネカは述べている。
 「高く上ったものほど落ち易い」(前掲『セネカ道徳論集(全)』)
 どんなに高い地位や名声を得たとしても、それは永遠には続かない。むしろ、はかなく消え去っていくことが多い。
 大切なのは、わが生命に崩れざる幸福境涯を築いていくことである。
23  良書に挑戦を
 きょうは、若々しい青年部が集っている。戸田先生は青年に、どんどん本を読ませた。男女青年部に対しては『永遠の都』『九十三年』、女子部には『小公子』なども薦められた。
 男子部の「水滸会」、女子部の「華陽会」では、世界的な文学などを通して、組織論やリーダーのあり方などを縦横に教えてくださったのである。
 若き青年部の皆さまもまた、寸暇を惜しんで良書に挑戦していただきたい。〈水滸会・華陽会の教材として、ほかに、『水滸伝』『三国志』『モンテ・クリスト伯』『ロビンソン・クルーソー』、『隊長ブーリバ』『二都物語』『人形の家』『スカラムーシュ』『平家物語』『テス』『若草物語』などが取り上げられた〉
 それでは長時間、本当にありがとう! 海外の友をはじめ、全同志のご健康とご長寿、幸福を祈り、スピーチを結びたい。
 どうか皆さん、お元気で!

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