Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

沖繩広布の朝ぼらけ  

「池田大作講演集」第3巻

前後
3  伸一は、ある青年部の会合で、沖繩の妙法広布の質問をしたことがある――戸田は答えた。必ず、一人の地涌の菩薩が立ち、折伏の火蓋を切るであろう、と。
 その通りであった。昭和二十九年の夏、一人の三十八歳の青年が東京で入信。Y君である。沖繩県人であった彼は、誰にいわれるのでもなく、単身故郷に帰り、闘争を開始したのである。今、数万の沖繩の友の連帯となる。その勇猛精進の丈夫の姿が、伸一の眼底に強烈に焼きついて離れない。
 伸一が、沖繩に初めて行ったのが、昭和三十五年の七月十六日。数千世帯で、翌十七日に支部を結成した。その年の三月には、那覇に正宗寺院・光明寺が落成している。
4  四月十八日は、沖繩の初の文化祭。十九日は、コザの会館落成式である。戸田城聖がいたら、どんなにか喜んでくれるであろうと、その様子が目に浮かぶようだ。
5  新生沖繩の友よ!
 君達が作った″沖繩健児の歌”を、感傷と悲観を乗り越えて、怒濤の如く歌いながら、平和への行進を開始してくれ給え。
6   正法流布の 朝ぼらけ
  打ちくだかれし うるま島
  悪夢に目ざめ 勇み立つ
  伝統誇る 鉄拳は
  沖繩健児の 誇りなり
  
  命をかけて ひと筋に
  仏意を奉じ 示さんと
  万里の波濤を 乗り越えて
  世界に挑む 雄叫びは
  沖縄健児の 大使命

1
3