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日蓮大聖人・池田大作

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関西本部幹部会 全てを味方にする戦い

1968.1.26 「池田大作講演集」第1巻

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6  民衆の勝利、正義の勝利、善人と良識と平和の勝利
 戦いの具体的な進め方については、皆さん方の先輩幹部の指導にしたがって、全員団結して遂行していけば十分であります。関西の幹部は、昭和三十一年、三十二年の選挙を通じて、日本全体の学会員に先駆けて知っております。私も″常勝関西″の伝続精神をもつ皆さん方には、全幅の信頼をおいております。自信をもち、大胆に、しかも、一つ一つの戦いには細心の注意を払って、見事な勝利を勝ち取っていただきたい。(拍手)
 昨年の衆院選では、関西勢は全員当選し、王仏冥合への輝かしい一歩前進を見事に遂行しました。以来、一年間、皆さん方が応援してくださった衆議院の議員は、国会に新風を巻き起こす大活躍をしております。(拍手)
 心ある人ならば、私どもの勝利が、政治の改善のために、日本民衆の幸福のために、どれほど大きな意義をもってきているかは、つくづく痛感していると思うのであります。
 したがって、戦いは断じて勝たなくてはならない。私どもの勝利は、単に私どもだけの勝利ではなくして、民衆の勝利、正義の勝利であり、善人と、良識と、平和の勝利と確信して進んでいただきたい。(拍手)
 その反対に、私どもの敗北は、権力の座に長年あぐらをかく古き勢力を、ますます増長させ、悪人と邪義と、混乱と悲惨の支配を許す結果になってしまうでありましょう。特に関西においては、昭和三十年の参議院補欠選挙以後、敗北を経験していない。そのために、万が一にも、油断することがあってはならない。油断は絶対に禁物であります。
 どうか、一つの作戦といえども綿密に計画を立て、着実に実行し、完璧に生かしていっていただきたい。また、むだな活動は極力はぶいていってほしい。関西の同志の皆さんが″勝利″を合い言葉に全学会員の先駆を切り、水も漏らさぬ布陣で、喜び勇んで、全力をふりしぼって、模範となる戦さをしていっていただきたいのであります。(拍手)
7  最後に、第二次世界大戦のとき、優勢なナチス・ドイツ軍の攻撃によって、イギリス本国が未曾有の危機にさらされたことがありました。そのときのチャーチルの発言を思い起こし、私どもの心の一つをあらわすものとして、読んでおきたい。
 「人類の将来の運命は、我々の行動いかんにかかっている。我々は、今日まで、なにが起ころうともひるまなかった。今後も、断じて、ひるまないだろう。いざ、ともに、嵐の真っただ中に、身をおどらせ、嵐のなかを進もうではないか」
 関西の同志の皆さんのご健闘と、勝利を期待して私の話といたします。(拍手)

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