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日蓮大聖人・池田大作

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栄光に輝く最高の人生 夏季講習会第二期男子部

1965.8.5 「会長講演集」第13巻

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2  諸君がただいま、御法主上人猊下のもとに、日本の広宣流布、世界の平和を願って、現実に、七百年のあいだつづいてきた、この丑寅勤行に参加した。これこそ真の民族主義の復興を成し遂げる大哲理の実践であり、真実に日本の国の民主主義を樹立する、世界の平和に寄与する、ただひとつの真実の責任をもった大集団であることを、はっきり銘記していただきたいのであります。
 よく諸君は聞いているであろう。それは明治維新も青年革命家によって遂行された。建武の中興もしかり。世界のあらゆる革命も同じであります。
 かのベトナムにおいて――なにも私はホー・チミンに賛成するわけではありませんが、ベトコンの粘り強い、全ベトナムを解放してみせるという、あの青年たちの戦い。たとえつかまっても、裕然と、従容として死んでいくあの姿。
 私どもには犠牲はない。私は諸君をひとりも犠牲にはさせたくない。また、させないで進む決心です。
 しかし、外道であっても、あれだけの戦いをする、あれだけの決心がある。
 いわんや三大秘法の御本尊をたもち、永遠の生命会得の実践をなし、大聖人様の弟子として、宗教革命、政治革命を成し遂げていく先駆者であるわれらは、どんなことがあっても、厳然と大御本尊を守り、創価学会を守っていける妙法の闘士として、妙法の革命児として進軍してまいろうではありませんか。(拍手)
3  戸田先生のもとに、今日までの青年部を基礎づけ、作り上げた中心者は私であります。私は先輩もいる。同志の力もそれは知っております。しかし、あくまでも戦ってきたのは、私であります。諸君には真実を申し上げます。
 戸田先生の理想、それはただひとつ、大聖人様の王仏冥合達成の理想であられる。その先生の弟子の先駆として、私は卑怯ではなくして、戸田先生のもとで、陰に陽に、ほんとうに青年らしく、戸田先生の門下生らしく、今日まで戦い、築き、道を開いてまいりました。あとはなんといっても牧口門下生とか、参議院議員が最後の総仕上げをするのでは、断じてありません。
 あくまでも、戸田先生の基本的精神を受け継いでいるのは、私です。
 そのまたほんとうの直系として、私が道を開いたあとに、また先輩たちが築いた石段を、ゆうゆうと、堂々と乗り越えて、最後の総仕上げをするのが男子部であり、その総責任者は、きょう講習会に参加した諸君であるということを、はっきり申し上げておきますから、しっかり頼みます。(大拍手)
 私も一青年部員から、今日まで戦ってきた。班長時代もあり、部隊幹部時代もあり、部隊長当時もあり、諸君がいろいろと悩んでいることもよく知っております。
 精神的動揺、あるいは経済的苦しみ、あるいは部隊員に対する指導力、または組織の整備等々、いろいろな点で苦悩し、戦っていることも、よく存じ上げているつもりであります。
 しかし、最初に申し上げましたとおり、万法の当体は御本尊である。その御本尊につき、しっかり題目をあげていくならば、妙法の力によって一つ一つ、結果としてはぜんぶ解決し、開けていくことは間違いない。
 青年時代にどうか、うんと勉強し、うんと努力し、うんと苦しんでいただきたい。
 悩んでもいただきたい。その根本である御本尊だけは放さず、御本尊につき、創価学会にしっかりついて、とはぜんぶわが身をまかせきるという決心でいくならば
 、七年たち、十年たち、十五年たち、十八年たちおのずからいっさい解決する。その悩みが、ぜんぶ偉大なる遺産であり、こやしになって、自分の大成長、人間革命していける原動力であったということが結果としてわかります。
 これも私の体験であります。どうか、この三日間でありますけれども楽しく、有意義にすごして下山したならば、またいっしょに来年の講習会めざして、元気でがんばりましょう。

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