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強信こそ真の根性 第54回本部幹部会

1964.10.27 「会長講演集」第12巻

前後
2  オリンピックも成功裏に終了いたしました。国民のひとりとしてうれしい。しかし、勝った人も負けた人も、いまはむなしい思いであるかもしれない。とくに負けた人はひじょうに残念がっているし、寂しい思いであるかもしれない。私どもの戦いは、私どもの勝負は、すなわち、妙法は、信心のみが、生涯、永久に負けることのない前進であると、私は思うのであります。(拍手)
 また、オリンピックで選手は優秀なる成果を収めた。勝った人々も、その経過を聞き、また、見た場合に、ほとんどの選手が、ともに訓練を人一倍にしている。たその根本は根性をもって戦ってきている。真実の幸福を確立するためにも、私どもは根性をもたなくてはならない。王仏冥合の達成にも根性をもたなくてはならない。
 真の根性はなにか。幸福へ結びつくところの根性は、それは妙法しかないし、信心しかありません。強盛なる信心こそが、最高の根性であります。それが幸福につうずる。ふつうの根性は、その道においては一つの目的を達成できる根性であるけれども、絶対の幸福確立にはつうじない。へたをすると、根性曲がりになってしまう恐れがある。
3  私どもは有意義な、そしてまた楽しい一生を送るための信心をしております。どうか、人間革命しきるために、一生成仏をするために、遊んでばかりいてはできえない。ある場合には、折伏をしなくてはならない。または文化祭がある。教学の試験がある、班一世帯の戦いがある。
 ぜんぶ、それは信心を強めるための戦いであります。さらには、しあわせになるための道程にすぎません。道程であります。いっさいが自分自身のためであり、したがって、人間革命しきるため、一生成仏しきるため、王仏冥合を実現するために、自分自身は煩悩即菩提、衆生所遊楽の御金言のごとく、自分で一つの山をつくって、それをゆうゆうと題目をあげて乗りきっていく。また自分で一つ山をつくり、それをまた、ゆうゆうと乗りきって偉大なる前進をしきっていくのです。
 そこに初めて絶対の確信がつかめるのです。しょせん、人生にとって、もっとも尊いものは確信です。確信ある人生ほど尊いものはない。山のない人生は平凡な人生で向上はありません。マンネリズムになってしまうのです。
 どうか、そのように決めきって、どんなところでも題目で山を乗りきってみせる。そして、霊鷲山会に、成仏をしきってみせるという戦いをしてまいろうではありませんか。(拍手)
 また、十一月の幹部会を楽しみに、元気に前進をいたしましょう。ご苦労さまでした。(大拍手)

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