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日蓮大聖人・池田大作

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弟子が連合達成 北海道第一・第二本部合同大幹部会

1964.9.18 「会長講演集」第12巻

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6  いままでも何人かの人が北海道でも倒れました。いろいろなふうに分析してみれば、みんな信心がないのです。学会利用なのです。また、慢心です。この三つです。私どもは、後輩から笑われないように、信心をまっとうしていきたいのでと思うのです。
 ということは、どうすればよいか。それは強い信心しかない。では、強い信心はどうすればよいか。題目をたくさんあげることです。題目をあげきっていけば、しぜんにわかってきます。よく自分が学会利用したり、それから金銭貸借をしたり、そして、おおぜいの人に迷惑をかけ、信頼をなくして、解任になった。
 そうしたら、こんどは学会の悪口をいい、批判する。自分が悪いのです。それで批判したり反感をもっている。私には考えられないことです。そういう人になっては損です。それ自体もう地獄です。それは第三者から見れば「あそこまでがんばってきたのに解任になった。ずいぶん学会はひどいではないか」と思うかもしれない。
 しかし、じっさいに、そのいきさつを考えてみれば、どこから見ても本人が悪い。そう思うでしょう。
 信心がないのです。将来、長いいくさでありますから、信心強盛に指揮をとっていっていただきたい。皆さん方が二の舞にならないように、気をつけていただきたいのです。ちょっとのしんぼうです。ちょっとの宿命打開の決心をして、題目をあげきってしまえば、あとはとても楽になるのです。すぐに人を利用したり、学会を利用したりして落ちていく。こういう人は、かわいそうな人であります。
 ちょっとがまんすれば、皆さん方の一生涯の基盤、子供までの基盤が築けます。
 少しがまんして信心のことだけまじめにやらなければ損です。ひとりも私は倒したくない。こんどは皆さん方も後輩に対しては、真心こめてその人のことを思って指導してください。自分の感情や自分の偉さや、自分の面子を考えて、後輩の人をしかったり、またはそのような気持ちの訓練や、指導であってはならない。
 間違いのないように、うんと福運をつけさせてあげたい。正しい信心をさせてあげたい。学会の本流を知らせてあげたいと努力してください。ほんとうにいままで戦ってきた人で、倒れている方に対しては心配しているのです。
7  皆さん方は、どうかひとつ、結束をさらに固めて、みんな北海道のあるかぎり、この土地には魂魄がとどまっているのですから、歴史に残っていくのですから、栄光ある活躍をしていただきたい。着実に前進していただきたい。このことを祈るような気持ちで申し上げておきます。
 また、おじゃまいたしますから、きょう集まった大幹部の人たちが、ひとりも残らず最後の最後の最後まで、死ぬまで、その変わらぬ気持ちで私とともにがんばってください。

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