Nichiren・Ikeda
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求道の一念燃やして
兵庫総合本部結成大会
1964.9.13 「会長講演集」第12巻
前後
6 第三番目に申し上げたいことは、御書をしっかり勉強していただきたいことであります。そしてまた、御書を根幹として、いろいろな勉強をしていただきたいのです。御書はいっさいの思想、哲学をぜんぶ含んだものであります。御書一冊を真剣に勉強すれば、いっさいの哲学、いっさいの思想につうずる結果になります。私も、今はあまり本を読む暇はございませんが、やはり過去において、自分が発心して偉大なる前進をさせよう、また前進してきた裏には、題目をあげたことと、御書を拝読したことがあります。一日一ページずつは、かならず読んだ時もあります。
また、昭和三十二年、一年間、参議院の戦いの時にも、戸田先生に、なかなかお目にかかれなかった。御書を拝読しよう、みんなで御書を読もう、これを源泉にして戦ってきたものであります。皆さん方も御書をきちっと拝読して、それを実践に移していく場合には行き詰まりはありません。信心の偉大なる源泉になることは間違いございません。やはり行き詰まっている人は、御書を読んでいない、自分の頭だけでぐるぐる回って終始している。それは御書はむずかしい。しかし、わかるところでけっこうであります。そしてまた、わからないところは、暇があれば先輩に聞いていこう、そしてまた、聞いたところを後輩に教えていこう。それをまた、実践に移していこう、生きた教学にしていこう、生活に現わしていこう。このような身口意の三業で読みきる御書の拝読をしていただきたいのです。(拍手)
7 兵庫では、渡部君がひじょうにがんばっております。皆さん方が、また、呼吸を合わせて団結して前進しておりますもので、私は心配しておりません。ほんとうに安心しております。さらにさらに団結を固めて、けっして怨嫉しあうことなく、感情的になって自分の功徳を消すようなことなく、御本尊様第一に、そしてまた、本部長中心にして、いっさいが御書にかなった信心である。日蓮大聖人様のおおせにかなった仏道修行をしている、楽しい自身に満ちみちている、一家和楽である、その実相を示していっていただきたい。ひとりでも病気になったり、事故を起こさないことを、心から祈っております。皆さん方の強い団結と、ご健闘とを、心からお祈り申し上げまして、私の話とさせていただきます。(大拍手)