Nichiren・Ikeda
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民衆とともに歩め
第1回公政連全国大会
1962.9.13 「会長講演集」第8巻
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4 第三番目にお願いしたいことは、とうぜん、日蓮大聖人様の大生命哲学が根底になることはもちろんでありますけれども、政治の面の勉強、あらゆる知識の吸収、または、いろいろな指導者と会っての勉強、さまざまな勉強をしきっていただきたい。月々年々、自己を研さんし、大指導者にふさわしく、大政治家にふさわしいように、大成長を図っていただきたいのであります。
いまの既成政党の政治家は、口ではうまいことをいっているけれども、勉強していないのであります。そこに青年がつかないのです。したがって私が願いたいことは、みずからを成長させつつ、次の青年に、次の同志に「しっかりあとは頼むよ」
そういうふうにいえるような、先輩になっていただきたいのであります。私利私欲にとらわれ「もう自分は政治家なのだから、後輩なんか育てる必要はない。選挙さえ当選すれば食っていけるのだから」そういうような、いやしい、かつての政党政治家の過半数がそうであったような行き方ではなくして、どこまでもどこまでも成長し、そして後輩を育てていく、後輩に道をゆずっていくといえる、そういう政治家であり、指導者になっていただきたいことを切望するものであります。
5 どうか、最後に、私は皆さま方の同志として、そして選挙民として、全員が堂々と民衆のために戦っていけるように、一生懸命、この身を惜しまず、選挙に立たない同志といっしょに、皆さん方を応援しますから、皆さん方も安心しきって、ひとつ戦いきっていっていただきたい、かくお願い申し上げまして、私のあいさつとさせていただきます。たいへんおめでとうございました。