Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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男子部幹部会 信力・権力・財力をもて

1960.4.5 「会長講演集」第4巻

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5  さきほどから、いろいろなお話があって、もうあと、付け加えることはありません、ひとついつとは申し上げられませんが、二十万、三十万の青年部が、宮城前か、国立競技場か、どこかへ集合して、天皇陛下にもきてもらい、総理大臣やあらゆる階層の人々にも出席するようにしてさしあげて、世界の青年のシンボル、日本民族を救う青年の姿、日蓮大聖人様の大哲学というものを、このように私どもはたもち、推進しているから見給え、見なさいという証拠を、はっきりといっぺん、男子青年部であらわしていただきたいと思うのです。
 どんな政治家でも、指導者でも、法華経でなければ、日蓮大聖人様の哲学でなければ、どうしょうもないということは、心のなかでは知っているのです。だが、勇気がないというか、見栄っぱりというか、ヤキモチというか、なかなかいえないのです。
 しかし、さきほどもお話があったかもしれませんが、三井三池炭坑の争議、それから天災、日本の政界の前途、あらゆる点から、国際情勢からみて、それは心配です。このままでは、しあわせはないことは事実です。どうしても創価学会の力しかない。あらゆる点からみて、これだけは、はっきりしております。
6  男と生まれて、ある人は政治家となって戦っている人もおります。ある人は労働運動に一生を捧げている人もおります。ある人は芸術家になって一生を終わっている人もおります。さまざまの世界で、さまざまに生きておりますが、ぜんぶ今世だけの問題です。永遠の問題ではありません。いくら政治家になったとしたって、総理大臣になったとしたって、大聖人様の哲学を知らなければ、すぐに次の総理大臣によって政策は変わります。いくら経済家であっても経済も変わっていきます。
 みんな変化されていきます。そのうえに立って、私どもは、永遠に変わらず、永遠に根本的に救っていける、日蓮大聖人様の大生命哲学のうえに立って、人々を救い、自分自身の人生観を確立できたということは、最高のしあわせであると信じていただきたいと思います。(当時、総務)

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