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岩手支部結成大会第一会場 大功徳の実験証明

1960.11.24 「会長講演集」第1巻

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2  したがって、今、私どもは、その御本尊様を奉持して、仏道修行をしております。よく初代の会長である牧口先生は、実験証明ということを申されておったとうけたまわっておりますが、御本尊様を拝んで、一生懸命に仏さまのお使いを申し上げて、幸福にならないのであるならば、私も、とっくに信心をやめております。また、さきほどの原島先生、柏原先生たちは二十年間の信心です。みんなやめております。バカらしい、一銭ももうかるわけではないし、電車賃を使って、岩手までこなくてはならないし、もっと東京で遊んでおったほうがよっぽどいいわけになります。
 しかし、ぜんぶ御本尊様から功徳を厳然といただいているから確信があり、功徳があるのです。私たちが、同じく、皆さん方も、まじめに信心して、御本尊様が助けてくださらなければ、功徳を与えてくださらなければ、信心はやめたほうがいいです。そんな無慈悲な仏がいるわけがありません。そんな力のない御本尊様であるならば信心しないほうがましです。今、私どもは、絶対に御本尊様には力がある、功徳があるということを、大確信をもって申し上げておきます。あとは皆さん方が実験証明しなさい。
 いくら大きい鐘をもらっても、たたかなければ鐘は鳴りません。どんなおいしいものであっても、食べてみなければ、ほんとうに、そのおいしさはわかりません。どんなためになる本があっても、その本を読んでみなければ価値はありません。どんな優秀な機械があっても、電流を通し、機械を運転しなければ製品はできません。すべて、それは道理です。
 皆さん方が、朝晩の勤行をまじめにいたし、おのおのの立場で、力に応じ、境遇に応じて、大聖人様のおおせどおりにお使い申し上げる、折伏です。そうして、一年、二年、三年と実験証明していくならば、結果ははっきりすると思うのです。十年、二十年の信心の姿をみますと、まじめに信心した人は、みんなしあわせになっております。
 利口げに、名誉や財産だけを考えて、学会をバカにして、学会から離れた人も、牧口先生当時も、戸田先生当時もおりましたが、その人たちの姿は、十年、二十年の今日、みんなみすぼらしいです。これが、証明です。実証です。証拠です。仏法は証拠が大事です。
3  今、皆さん方が、世間から、または隣人から、いろいろと批判をされ、悪口を言われることがあるかもしれませんが、批判し、悪口を言った人が、今度は、反対に罰の実証がでます。証拠がでます。それほど力のある、はっきりした大仏法でありますから、安心して仏道修行に励んでいただきたいと私は思います。
 最後に、皆さん方が御本尊をうけて、仏道修行をすることは、皆さん方ひとりひとりが仏になるためであり、物心とものしあわせをつかむためであり、安心立命の、一生涯を楽しく生ききっていくための信心であります。広宣流布のためとか、創価学会のためとか、支部のためでは絶対ございません。したがって、疑えば生活に自分自身が損をするだけです。信心しなければ、それだけ自分自身の幸福をつかむ日が遅れるだけです。一日でも早く、一日でもまじめに信心していけば、それだけ早く、自分自身の幸福を、自分自身の人生の確信をつかむと、このように思って、しっかりした信心をしていただきたいと思います。

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