Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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創価の母に万歳を!(上) 「太陽の婦人部」は世界第一の輝き

2009.6.12 随筆 人間世紀の光5(池田大作全集第139巻)

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7   ♪今再びの 陣列に
  君と我とは 久遠より
  誓いの友と 春の曲
  愛する関西 勇み立て
 この大関西の歓喜の歌声のなかへ、私の心を抱いた名代として馳せ参じてくれたのが、私の妻であった。
 その後の数日間、妻は、「大阪の戦い」を私と共に戦ってくれた″常勝の母たち″をはじめ、関西婦人部の皆様と語り合った。家庭指導にも歩いた。
 「私たちは負けません」──関西婦人部の目は生き生きと光っていた。報恩の誓いに燃えていた。
 妻から逐一報告を聞き、私は確信した。
 関西は健在なり、関西の母たちは意気軒昂なり!
 関西には師弟がある! 絶対に大丈夫だ!
 関西の久遠の友よ、今こそ勇み立とう!
 関西から、東京を揺り動かすが如く、反転攻勢を
 起こそうではないか!
 あれから三十星霜──。
 関西に燃え上がった「創価の魂」の火は、東京へ、日本中へ、そして世界に燃え広がった。師弟の魂が、一切の障魔の嵐を打ち破ったのである。
 常勝の「関西魂」は創価学会の永遠の宝である。
 それはいかなる劣勢もはね返す、不撓不屈の負けじ魂だ。以信代慧の肉弾となって壁を破る、雄々しき民衆の突破力だ。いかなる苦難も歓喜に変える、ダイナミックな変革の力だ。
 尊き″常勝の母たち″が厳然としている限り、創価の民衆城は盤石である。
8  日蓮大聖人は、池上兄弟が迫害を受けて苦闘している渦中に、東京婦人部の先輩ともいうべき夫人たちを励まして言われた。
 「一同して夫の心をいさ(諌)めば竜女が跡をつぎ末代悪世の女人の成仏の手本と成り給うべし」(同1088㌻)
 夫や家庭の試練にも、また社会の苦難にも、女性が毅然として、「変毒為薬」の信心で立ち上がれば、不幸に屈服することは断じてない。
 満々たる勇気で立て! そこに絶対的幸福の人生の大道を、悠然と切り開いていけるのだ。
 女性音楽家クララ・シューマンは綴った。
 「人生では辛く苦しく思われることが、幸福へつづく道であることがよくあるものです」
 「多くのものが絶えざる苦闘によってのみ、かち得る」(『友情の書簡』原田光子訳、ダヴィッド社)

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