Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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桜花の誓い 師匠との約束は断じて果たす!

2009.4.8 随筆 人間世紀の光5(池田大作全集第139巻)

前後
10  このほど、「世界第一の婦人部」が新体制に発展して、躍動の春さながらに、新たなスタートを朗らかに切った。
 私も、そして妻も、わが大切な婦人部に幸福あれ! 健康あれ! と、真剣に題目を送り続けている。
 今回、「実践の五指針」が発表された。
 ◎祈りからすべては始まる
 ◎わが家は和楽の前進
 ◎後継の人材を伸ばす
 ◎地域と社会を大切に
 ◎生き生きと体験を語る
 根本は祈りだ。
 大聖人は「法華経の行者の祈りのかな(叶)はぬ事はあるべからず」(同1352㌻)と御断言である。
 祈りは淡い夢ではない。漠然とした願望でもない。「必ずこうしてみせる!」「絶対に勝つ!」という誓いである。
 その深き誓願の祈りは、因果倶時なるゆえに、磁石に鉄が吸い寄せられる如く、明確に結果が出るのだ。
 御聖訓には、「只南無妙法蓮華経とだにも唱へ奉らば滅せぬ罪やあるべき来らぬ福《さいわい》や有るべき」(同497㌻)とも記されている。
 わが婦人部は、絶対勝利の「法華経の兵法」を持《たも》った究極の幸福博士である。
 ともあれ、北アイルラド紛争の解決へ不朽の功績を残された、ベティ・ウィリアムズさん(ノーベル平和賞受賞者)は、しみじみと語ってくださった。
 「創価学会は、女性のパワーを知っています。
 創価の女性たちは、平和のために献身する世界の女性たちとも、精神的な連帯で結ばれています。それは、生命を育む『母』であるがゆえに、わかり合える連帯であるといえましょう!
 私は女性が世界を変えると、心の底から信じています。その動きは、すでに始まっているのです」
 師弟一体で、広宣流布という平和と幸福の建設に生き抜く、尊き女性のスクラムは、全世界に広がった。
11  日本列島を南から北へ、創価の会館が「桜の城」と光り輝く季節である。
 師の故郷である北海道・厚田の戸田記念墓地公園では、5月3日の「創価学会の日」を飾った頃から、丹精込められた8000本もの桜が万朶と咲き誇る。地元の名所として親しまれ、多くの名士も、友人も集われる。
 戸田先生が、眼鏡の奥に笑みを湛えられ、どんなにお喜びであろうか。
 今も水滸会で受けた師の声が蘇ってくる。
 「覇道ではなく、王道の人たれ!」
 「200年後を見つめて進みゆけ!」
 「同志が全世界に打って出て、全人類を結べ! 青年を連帯させよ!」
 師の師子吼のままに、弟子の私は行動し、一年また一年、勝利の証をもって、恩師の命日を荘厳してきた。
 「4・2」から「5・3」へ──それは、弟子の勝利を師に捧げる時である。
 そして、新たな大勝利を、師に誓って出発する時なのである。
  この人生
    共に攻めゆけ
      勝ちゆけと
    恩師の叫びを
      愉快に歩まむ

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