Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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わが尊き同志に贈る歌(上) 雄々しき歌声で 新時代を勝ち開け

2008.9.21 随筆 人間世紀の光5(池田大作全集第139巻)

前後
9   轟く歓喜の 中国に
  広布の船出も
      にぎやかに
  …………
  進み跳ばなん
      手と手 結びて
 「どうかな? 中国の同志は喜んでくれるかな」
 その場にいた皆の笑顔が光り、拍手が夜空に舞った。
 天に皓々たる満月。伯耆(ほうき)富士・大山のシルエット。
 地にはホタルの乱舞と同志の歓声……一生涯、忘れ得ぬ美しい思い出だ。
 米子の第二日も多忙。
 幾千人の同志をお迎えしながら、完成を急いだのが、「中部の歌」であった。
 三日目の七月二十二日には、中国の歌「地涌の讃歌」が正式に発表された。黄金のヒマワリが会場を彩った、忘れ得ぬ本部幹部会の席であった。
10  会館のロビーで、移動の車中で、同志と懇談の席で──歌の作成は、時も場所も選ばなかった。会員の喜ぶ顔を思い浮かべ、歌を紡ぐ。詩を絞り出す。一瞬の後には、同志の輪の中に飛び込んでいく。″今しかない! 今この時しかない!″──その連続闘争だった。
 「なぜ、そんなに次々に歌や詩ができるのですか」と聞かれたことがある。
 私は即座に答えた。
 「みんなだってできる。
 本気で同志を励まそうと、腹を決めるならば! 本気で魔を断ち切ろうと、死に物狂いで戦うならば!」
  君も立て
    我も征かなむ
      師弟不二
    広宣流布の
      なんと尊き

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