Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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いざ創立75周年の大山へ! すべての勝利が広宣流布のため

2005.8.14 随筆 人間世紀の光3(池田大作全集第137巻)

前後
4  私は思う。
 ――戸田先生のもとで戦った一つ一つの激戦が、三類の強敵を打ち砕き、広宣流布の法戦を勝ち抜くための、師弟不二の相伝であった、と。
 その先生と、私は、今も、胸中で「師弟の対話」を交わしながら戦い続けている。
 先生が最後の生命を燃やして、青年に「広布の印綬」を託された、あの「3・16」の式典が終わったあと、突然、私に言われた。
 「我々は、戦おうじゃないか!」
 広宣流布の闘争に終わりはない。休息もない。一瞬一瞬が常在戦場であり、戦闘開始なのだ。
 あの日の先生の声は、今も私の耳朶から離れない。
5  「恐れとは、他のどんな病気よりもたちが悪い。病は肉体を殺すが、恐れは魂を殺す」
 これは、魂の英雄ガンジーの教訓である。
 我ら正義の同志は、何ものをも恐れない。
 大聖人は、「大事には小瑞なし、大悪をこれば大善きたる」と言われ、こう仰せである。
 「各各なにをかなげかせ給うべき、迦葉尊者にあらずとも・まいをも・まいぬべし、舎利弗にあらねども・立つてをどりぬべし、上行菩薩の大地よりいで給いしには・をどりてこそいで給いしか
 時を得て、三類の強敵に立ち向かい、広宣流布の戦いを遂行できる嬉しさ。
 これ以上の喜びはない。
 これ以上の誉れある人生の戦いはない。我らは今、創立七十五周年の完勝と栄光の峰へ、猛然と立ち上がった。
 この輝く山頂に向かって、同志よ、どこまでも異体同心の信心で、勇者と勇者の鉄の団結で戦い進もう!
 劇作家シェークスピアは、ある戯曲にこう綴った。
 「多くの矢が異なる位置から放たれて一つの的に集まるように、
 多くの道が四方八方から近づいて一つの町で出会うように、(中略)
 数百数千の行動も、それぞれ同時に開始されながら、
 なんの支障もなく、万事うまくはこんで、ついには
 一つの目的に到達しうるのです」(『ヘンリー五世』小田島雄志訳、『シェイクスピア全集』5所収、白水社)
 我らの「目的」は、もちろん「勝利」の二字である。
 さあ、戦闘開始だ!
 我々は、断固として戦おうではないか!
 痛快に、圧倒的に勝とうではないか!
 平和のために! 民衆の栄光と幸福のために!

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