Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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勇敢なる信仰 広宣流布の正義の大城を守り抜け!

2005.8.1 随筆 人間世紀の光3(池田大作全集第137巻)

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5  あの日、私は、中之島の公会堂の壇上に上がる時、戸田先生より、小さな声で注意を受けた。それは、「調子に乗って、大言壮語はするな。すべてに気をつかって、淡々とした御礼の気持ちで、真心の挨拶をしなさい」と。
 胸の中で、私は驚いた。ああ、いい調子になって、大勢の方々への配慮も忘れて、長い話をすることは、確かに愚かなことだと、直感した。
 私は登壇すると、簡潔な挨拶をさせていただいた。
 「正しい仏法が必ず勝つという信念で、やろうではありませんか!」
 ともあれ、嬉しきことに、我らは、今日まで、この正義の勝利の歴史を綴り残してきた。
 「日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて・一定法華経ひろまりなんと覚へ候、悪は多けれども一善にかつ事なし
 この御聖訓の通りに、異体同心の無敵の信心で!
6  大教育者ペスタロッチが、ある新年の出発にあたり、"今日は新しい団結の日"だと訴えたことは、大変に有名である。
 「子どものみなさん、青年のみなさん、大人のみなさん、どうか今日は、いっさいの悪に抵抗し、いっさいの善に味方する、心の勇敢な、精神の強い人間になってください。そうして一つ心、一つ精神になってください」(「新年講演」佐藤正夫訳、長田新編『ペスタロッチー全集』10所収、平凡社)
 私の願いも同じである。
 さあ! 我らの異体同心の使命の大城に、いついつまでも、勇敢なる大勝利の旗を掲げゆこうではないか!

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