Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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青春の思い出 大仏法を奉じた青年は世界一の富める者なり

2005.7.18 随筆 人間世紀の光3(池田大作全集第137巻)

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5  今年は、戦後六十年――。
 昭和二十年の七月三日、軍部政府の権力の弾圧を勝ち越えて、師・戸田先生は出獄された。
 敗戦の焼け野原に踏み出された「広宣流布」の一歩は、今や、壮大な平和と文化と教育の大道となって広がった。
 世界平和をリードする科学者の集い「パグウォッシュ会議」のスワミナサン会長も、語ってくださっている。
 「戸田城聖氏は、核兵器の使用と戦いました。
 池田博士は、核の危機なき世界を目指す人類の先頭に立ってこられました。
 百九十カ国・地域の一千二百万を超える創価学会のメンバーは、平和が広がり、飢餓が消え、精神の寿命を価値あるものにする、人類史上の新たな時代の指導者です」と。
 私は、この立派な科学者の言葉に感動した。
 私の人生には、何も後悔することはない。すべての日々が、すべての戦いが、すべての激戦が、みな、悔いなき前進であったからである。
6  「よき広宣流布の闘士として、末代にまで、自己の名を歴史に残していただきたい」
 これは、五十年前(昭和三十年)、降りしきる雨のなか、「一万人の大結集」の壮挙を成し遂げた私たち青年に、戸田先生が語ってくださった指導である。
 そして、五十年後の今、悪戦苦闘を突き抜けて、堂々たる、晴れ晴れしき完勝の歴史を刻んだ若き弟子たちよ!
 私もまた、未来を託す青年諸君に贈りたい。
 「君よ、一生涯、広宣流布の大闘士たれ!」と。

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