Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

東欧・ロシアに芽吹く妙法の種  

2005.2.18 随筆 人間世紀の光2(池田大作全集第136巻)

前後
5  今、白蓮グループの入卒式が、全国各地で、意気も高らかに開催されている。
 白蓮グループは、この一年で、千三百人を遥かに超える弘教を推進し、皆が明るくたくましく、幸福に輝き、希望に燃えて成長した。新出発のメンバーも、春風の如く、名優の如く走り始めた。そのはつらつたる姿に感動しない人は、一人もいないようだ。
 その淵源は、創価の歴史に輝く、「3・16」を中心とした諸行事の折、自発的に清掃に取り組んでくれた、健気な女子部の行動にあった。その後、私が「白蓮グループ」と命名させていただいたことは、ご存じの通りだ。
 汗を流しながらへ疲労困憊するまで総本山の清掃をしてくださった、あまりにも美しく尊い姿を、坊主どもは、せせら笑いながら眺め、ご苦労様の一言も言わなかった。ちゃらかすような不逞な輩もいたようだ。ともあれ、白蓮グループの清く潔癖な、美しき眼差しは、女性蔑視の宗門の体質を鋭く見破っていたのである。
 泥水にあって、汚れに染まらぬ″白蓮華″そのものの清き生命こそ、偉大な「地涌の菩薩」の生命である。地涌の菩薩とは、真の師弟不二の闘士のことだ。
 民衆のため、人びとのために尽くし、真剣に戦う心が不二なのである。これ以上に清らかなものはない。美しきものはない。強きものはないのだ。華やかに見えても、目標もなく享楽に流されたり、孤独に悶々とする人たちの多いなかで、わが女子部の、また、わが白蓮グループのスクラムが、どれほど尊いことか!
 仏天が、貴女たちを護らないはずがない。日蓮大聖人が貴女たちを賞讃し、護ってくださらないはずがない。貴女たちの成長が、広宣流布の前進である。学会は、そしてSGIは、女子部の「幸福の大道」を永遠に開いていくのだ――これが、私たち幹部の責任でもあ。
6  ともあれ、SGIの新時代の夜明けが到来したのだ。日本の友よ、そして世界の尊き同志よ!
 眼前にそびえる、広宣流布の長く続く大きな山を、一つまた一つと登りゆこうではないか! 自分自身の勝利のために! 子孫末代の幸福の血脈のために!そして、わが創価の大勝利を、永遠の歴史に残すために!
 世界は、決して遠くにあるのではない。自分の足元にあるのだ。
 ゆえに、今、ここで勝つことが勝利だ。
 ゆえに、今日勝つことが、永遠の勝利につながるのだ。
 わが青春に、悔いがあってはならない。
 わが人生に、敗北があっては断じてならない。
 この一生に、絶対の崩れざる「幸福の城」を築かねばならない。
 幸福は、戦い抜いた人の心にあるのだ。

1
5