Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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偉大なり創価の婦人部(3)  

2004.6.15 随筆 人間世紀の光1(池田大作全集第135巻)

前後
8  今や、SGIの連帯は、百八十八カ国・地域に広がり、わが婦人部は、人類の平和と文化の最先端を行く、偉大にして最強の世界第一の女性集団となった。
 いずこの国の幹部に聞いても、「婦人部は強いです」と異口同音に返ってくる。
 広宣流布は、まさに女性の力で進んでいる。
 この五月五日も、南米ボリビアから来られた、十二人の婦人部の友をお迎えした。皆、苦難を勝ち越えてきた尊貴な顔に、美しき涙が光っていた。
 過酷な環境で、彼女たちの父や母は、自転車や馬に乗り、数十キロの道を越えて弘教に走った。しかし、ジャングルを開墾する斧を振り上げられ、追い返された日もあった。
 父母に続いた彼女たちも、同じように、困難な開拓の汗と涙の道を、突き進んだ。
 悪条件を嘆いても、絶対に広宣流布はできない。今いる場所で勝つしかないのだ!
 自分が変わった時、環境も劇的に変わる。それが「人間革命」の法則である。
 断じて負けない! 絶対に勝ってみせる!
 そう一念を定めた時、あらゆる困難は、人間革命のための発条となり、わが生命を荘厳する宝となるのだ。
 今や、ボリビアSGIは、最初の支部結成時の二十倍を超える陣容へと、大発展した。後継の女子部も、男子部も、美事に育っている。
 創価の文化・平和運動に、大きく共感も広がる。
 「粘り強さは、偉大さのしるしである」(Obra escogida-Franz Tammayo, Mariano Baptista Gumucio, Biblioteca Ayacucho.)――ボリビアの大文学者フランツ・タマーヨの言葉は、我らの婦人部にこそふさわしい。
9  蓮祖は、「悲母をば大地に譬へたり」と仰せになった。
 母の力は「大地」の力である。大地が山を抱き、川を包み込むように、母の包容の腕は限りなく大きい。
 大地が、草木を茂らせ、花を咲かせ、果実を実らせるように、母は、一切を育む創造と教育の大地である。
 その大地が、ひとたび動けば、すべては変わる。
 母が家庭を変える。
 母が地域を変える。
 母が社会を変える。
 母が時代を変える。
 そして、母が世界を平和へと変えていくのだ!
 フィリピンの″偉大な母″ロサレス先生は言われた。
 「真心、心を込めて為せば、仕事は必ず成就します」その通りだ。
 創価の母たちの真心を尽くした戦いは、必ず勝つ!
 断じて勝つのだ!

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