Nichiren・Ikeda
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日蓮大聖人・池田大作
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わが社会部の友に贈る
2004.1.13 随筆 人間世紀の光1(池田大作全集第135巻)
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「来る日も来る日も、波は岩に跳ね返される。しかし、長期的にみれば、勝つのは波である」(『資本主義の未来』山岡洋一・仁平和夫訳、TBSブリタニカ)
私が二度対談した、世界的な経済学者サロー博士の確信であった。
私も、若き日から「波浪は障害にあうごとに、その頑固の度を増す」をモットーとしてきた。最後に勝つのは、戦いを止めない「執念」の人である。挑戦を続ける「負けじ魂」の人である。
博士に、私は問うた。
「二十一世紀のフロンティア(開拓最前線)とは何か」
博士は、それは「精神世界の探検で、宗教の問題です」と明快に指摘され、こう言われた。
「宗教には『人間を向上させる力』がある。『人間は、より良くなれるんだ』ということを、宗教は資本主義社会の中で教えるべきだ」
また博士は、二十一世紀の世界へ「平和のための対話」の精神を広めていく使命を、仏法に期待されていた。
堅実にして雄々しき社会部の友の信念の力と使命は、あまりにも大きい。
これからは、人間自身の持つ、いな人間のみが持つ「知力」と「創造力」が勝負を決する時代だ。
「以信代慧(信を以って慧に代う)」の生命哲理を持っている人生がどれほど強いか。勇敢なる信心がある限り、智慧は尽きることがない。
そしてまた、「価値創造」の力に満ち満ちた創価の連帯が、どれほど尊いか。この結合とともに進む限り、行き詰まりは絶対にない。
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大聖人は「
世間の法が仏法の全体
」と明かされた。
この現実の社会のなかでこそ、皆が仏になっていくのだ。
「仏法即職場」であり、「職場即仏法」である。
社会での信頼の広がりは即、仏法正義の確立となり、創価への共感の拡大となる。
社会部、専門部の皆様が健在であれば、学会は盤石だ。
いよいよ、創価完勝の旭日は昇り始めた。
「戦えば戦うだけわれわれは強くなる」(『怒りについて 他一篇』)と、ローマの哲人セネカは叫んでいる。
どうか、皆様が色心ともに健康第一で、「創価の全権大使」として、勝利繁栄の歴史を綴りゆかれんことを、私は切に切に祈りたい。
仏法は
そのまま社会の
法なれば
歓び新たに
来る日 来る日も
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