Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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第24巻  

小説「新・人間革命」あらすじ

前後
3  【人間教育】
  77年、学会は、広宣流布の主戦場である第一線組織の強化に取り組む。伸一は、各部大ブロック幹部の勤行会に出席し、仏法への大確信を打ち込んでいく。伸一に代わって勤行会を担当する最高幹部との懇談では、全同志の功徳と歓喜の実証こそが、組織強化の要点であることを訴える。
  2月6日夕刻、創価学園生との懇談に続いて、第1回となる東京教育部の勤行集会に出席。創価の源流を継承する教育部が61年(同36年)に誕生して以来、伸一は、その育成に精力を注いできた。勇んで立ち上がった教育部員はそれぞれの場で人間教育に奮闘。実践報告大会の開催や体験談集を発刊していく。また、地域では教育相談室を開催し、社会貢献の大きな実績を挙げてきた。伸一の励ましによって、教育部は、新時代の大空に雄々しく飛翔し、全国津々浦々に、「平和の世紀」「生命の世紀」を開く人間教育の潮流を広げていく。
4  【灯台】
  社会本部に、社会部、団地部、農村部(現在の農漁光部)、専門部の設置が発表されたのは、オイルショックの引き金となった1973(昭和48)年10月の第4次中東戦争の勃発直後であった。
  いずれも、信心を根本に、社会、地域に貢献していくことを目指して設置されたものである。
  1977(昭和52)年の2月2日、山本伸一は、社会部の勤行集会に出席し、皆が職場の勝利者となる要諦を語る。社会部員は自覚を一段と深め、職場の第一人者として光り輝いていく。
  17日には、全国のメンバーが集って開催された第1回「農村・団地部勤行集会」へ。過疎化のなかで農業再生のために「農業講座」や「農村青年主張大会」などを開催する農村部へ、伸一は〝地域、学会の灯台たれ〟との指針を示す。
  一方、団地部は、過密化した居住環境のなかで、潤いのある人間共同体をつくるために献身していた。伸一は、団地部のメンバーには〝幸福への船長、機関長たれ〟との指針を贈る。一人一人が、蘇生の光を送る灯台となって、社会の航路を照らし出す——そこに、創価学会の使命がある。

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