Nichiren・Ikeda

Search & Study

日蓮大聖人・池田大作

検索 & 研究 ver.9

我が青春の舞台・文京 無名の英雄が人びとを救った

2003.4.18 随筆 新・人間革命6 (池田大作全集第134巻)

前後
6  無名の庶民が人びとを救っているのだ。こんなすごい素晴らしいことは絶対にない。
 多くの人が暗い時代に無表情になって行き詰まっている。その中に飛び入り、皆の一心を愉快に転換させてゆく無名の英雄は、有名人が肩で風を切るような姿よりも、何倍も立派だ。ともあれ、人生は最後の時に勝敗は決まる。最終章で勝敗は厳しく決まる。
 深い使命の誇りの極致をもっている信仰者は、最後は必ず凱歌の人生を送ることができるのだ。
 わが友は一人たりとも臆病になって逃れてはいけない。永久に悔いを残すからだ。
 断じて荒れ狂う大波に、わが人生の栄えを、わが人生の闘争の光を放ちゆくのだ。
 君よ、臆病になって不幸の敵の捕虜になるな! 幸福になれ! 勝利者になれ! 喜びの光を放ちゆく無名の英雄になれ!
 残酷な現実の社会は、夜が明けても、なお暗い。その残忍の暗闇の中を勝ち抜いてゆくことが人生だ。
 いかなる深まる暗黒の宿命があったとしても、もろい魂をば大信仰の力をもって叱咤し、勇気の魂を奮い起こしてゆくことだ。
 そして断じて勝つのだ。望みを抱きながら、勇敢に戦うのだ。
 いわれなき非難など片隅に捨て去れ。嫉妬の噂など平気の平左で捨て去れ。
 その人が真の英雄だ。
7  わが文京支部が、麗しき"文京家族"として、また正義の"文京軍団"として蘇生し、やがて全国一の折伏も達成したことは、創価の歴史の金字塔として一段と輝き残っていった。
 広宣流布に生きることは、なんと痛快な、なんと楽しき、勝利のドラマを演じゆく壮大な人生であろうか!
 さあ、懐かしき文京の友よ、「文京革命」の第二幕は、生き生きと始まった。
 偉大な哲学者として立ち上がれ! 大思想家として走り抜け!
 一人も敗残者になってはならない。怠惰の夢よりも、人生の栄誉を勝ち取る精神の大王者として勝ちまくれ!

1
6