Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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天下の栄光城・岐阜 広布流布の大願こそ学会の魂

2002.2.18 随筆 新・人間革命4 (池田大作全集第132巻)

前後
7  必死の一人は万人に勝る。ご夫妻が宣言された如く、学会はいよいよ勝ち栄え、誹謗中傷した輩が、衰亡の一途を転がり落ちていったことは、皆様方がご存じの通りである。
 垂井の講堂の玄関に立たれたご夫妻の目には、美しく光るものがあった。
 私は、幾たびも握手を交わしながら、申し上げた。
 「御尊家に、何十通という脱会届が来たことも、私は知っています。
 どんなに辛い思いをし、ながら、同志を守ってくださったことか、私は一生、忘れません。
 いな、大聖人が永遠に護ってくださるでしょう。
 ご一家は勝ちに勝ちました。生々世々、幸福の大長者ですよ」
 仏法は、永遠に仏と魔の勝負だ。
 いずこの天地にあっても、尊き最前線の学会員の方々が、「不惜身命」「死身弘法」の勇気で戦い抜いてくださったがゆえに、世界の学会となったのである。
 だからこそ、今日の奇跡的な一閻浮提広宣流布の広がりとなったのだ。
 「顕仏未来記」には、末法とは、邪天・邪鬼が入其身した権力者や坊主が、法華経の行者を悪口罵詈等する時代であると説かれている。
 創価学会は、この濁世にあって、大聖人の未来記を、寸分違わず実現し、証明してきた。
 そして、その誓願の炎が、明々と燃えあがる模範の山河こそ、わが岐阜なのである。忍耐の持続の彼方に、栄光があり、勝利があるからだ。
8  昨年、「二十一世紀最初の五月三日」を祝賀し、新「岐阜文化会館」が壮麗に落成した。
 本年は、飛騨高山に「二十一世紀研修道場」が完成し、さらにまた、待望の「郡上会館」も誕生する。(=二〇〇二年六月に郡上平和会館としてオープン。同年七月に二十一世紀研修道場が開館)
 まさに「創価の世紀」に、岐車が大発展する瑞相だ。
 年頭より、わが偉大なる岐阜の友は、誠実なる対話で、一段と深く広く、地域に社会に、信頼の波動をこしておられる。
 清新な展望に一段と勇み立つ岐阜青年部は、新しき時代を動かし始めた。
 日本の先頭に立つ思いがして、嬉しい。
 三月十一日の「岐阜の日」も、この未曾有の勢いで迎えていかれるであろう。
 広宣流布の歴史を着実に進めてきた天下の岐阜よ!
 天下にそびゆる、広宣流布の栄光城よ! いついつまでも勝ちゆけ!
 そして、日本一の楽しき同志の和楽の団結を示してくれ給え!

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