Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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世界広布の太陽ブラジル 輝く希望の天地 永遠の平和の大地

2002.2.8 随筆 新・人間革命4 (池田大作全集第132巻)

前後
5  「如かず彼の万祈を修せんよりは此の一凶を禁ぜんには」とは、これまた「立正安国論」に示された厳命であった。
 仏法破壊の日顕一派という「一凶」に戦い勝ったブラジルは、日蓮仏法の本義のまま、一挙に飛躍することができた。
 「人間のための宗教」──この原点に立って、ブラジルの友は、地域、社会、国家、そして世界平和へ、生き生きと貢献を続けている。
 教育分野を見ても、一九九四年に始まった、『創価教育学体系』を教育現場で応用する「牧口教育プロジェクト」は、今では、ブラジル全土の百校に及ぶ学校で実施されるに至った。昨年六月には、「ブラジル創価幼稚園」も開園した。
 牧口先生も、どれほどお喜びのことであろうか!
6  思えば四十二年前(一九六〇年)、最悪の体調のなか、私が「倒れてもいい」との覚悟で渡り、海外第一号の支部を建設したのが、ブラジルであった。
 その草創期に立ち上がり、苦難の道を共に聞いた、第一、第二世代の開拓精神こそ、ブラジルの友の熱き血潮に脈打つ闘魂だ。
 そして今、頼もしき第三、第四世代が、世界広宣流布の最先端の舞台に躍り出た。ブラジルは「人種融合のデモクラシー」の大国であり、多彩なる人間と生命が輝く希望の天地だ。
 ブラジルの太陽たる愛する同志よ!
 世界第一の壮大なる人間共和の大城をどこまでも、民衆と共に、築きゆこう!
 昨年、惜しくも逝去されたブラジル文学界の巨匠アマード氏は、生前、SGIの運動に共鳴され、力強く語っておられた。
 「民衆と共に戦うことのみが、ヒューマニズムを勝利に導く唯一の方法だ」

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