Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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不滅の”精鋭十万”の大総会 世紀の空に翻れ「勝利」の旗

2001.11.11 随筆 新・人間革命4 (池田大作全集第132巻)

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6  二十一世紀も、この勝利の方程式は同じである。
 わが直系の青年部よ! 君が戦うその場所が、本有常住の常寂光土である。ゆえに、そこで責任を果たし、若き力を大結集しゆくのだ。
 この秋も、各地で、はつらつと”青年文化総会”が行われている。
 北海道から始まり、愛知の豊橋、山口、福井、青森の青年部も、見事なる新世紀の拡大の歴史を残した。私は心から讃えたい。
 さらに今後、茨城をはじめ、滋賀でも、九州でも、岩手でも、そして香川でも、”青年文化総会”が予定されている。大成功を皆で祈りたい。
 今こそ、壮大なる万里の長城のごとく、全世界を結ぶ、青年と青年の鉄壁なる「平和と正義の長城」を築きゆくチャンスである。
 ドイツの作家へッセは、青年に訴えた。
 「君たちが、新たな、あらしをはらむ、わきたつ時に生まれたのは、一体不幸だろうか。それは君たちの幸福ではないか」(『若き人々へ』高橋健二訳、人文書院)
 幾百万の若き創価の団結の英姿に、民衆は安堵し、世界の知性は喝采を贈っている。
 とともに、倣慢な、保身のみの権力者たちは恐れ、自分の栄華の終末に震え上がるにちがいない。
 ともあれ、新世紀は青年のものだ。いな、その舞台を、自らの力戦で勝ち取るのだ。
 日蓮大聖人は、「がうじやう強盛はがみ切歯をしてたゆむ心なかれ」と仰せである。
 一日一日が戦場だ。
 地道な忍耐強い活動こそが我らの闘争だ。
 ゆえに、諸君よ!
 座談会の原動力たれ!
 聖教拡大の推進力たれ!
 対話と折伏の若武者たれ!
 戦い、また戦いの連続のなかで、自分自身を訓練し、鋼のごとく鍛え上げるのだ。
 「わが地域には、こんなすばらしい青年がいる!」
 この信頼と賞讃こそ、変わることなき”真の偉人”の勲章である。
7  戸田先生は、最後の誕生日を迎えるにあたって、遺言のごとく、一千万の揺るぎなき平和勢力の大結集への夢を、私に語られた。
 この師の遠大なる大願を、私は、わが青年部の陣列と共に、そしてまた、青年部出身の同志と共に、戦う青年の魂をもてる全同志と共に、断固として完遂していく決心である。

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