Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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北海道の大闘争 連戦連勝で開け! 正義の新天地

2001.5.6 随筆 新・人間革命4 (池田大作全集第132巻)

前後
6  悪戦苦闘を突き抜け、断固と勝つことが道を開く。労働組合が、学会員の信教の自由を圧迫した、あの人権蹂躙の「夕張炭労事件」にも、北海道の同志は、私と共に完全勝利を収めた。
 その一九五七年(昭和三十二年)から六九年(同四十四年)まで、私は、十三年連続で北海道を訪問している。
 深雪を踏んで戦う旭川へ、霧をも晴らす情熱の釧路へ、鉄の団結の都・室蘭へ。正義の砦・函館へ、開拓の魂が光る帯広へ。
 そして、最北の港湾都市・先駆の稚内へ、交通の要衝・躍進の岩見沢へ、と。
 一九七一年(昭和四十六年)二月、あえて厳冬に挑み、銀の大地に描いた「雪の文化祭」も、偉大なる開拓精神の詩であった。
7  「人生の幸福は、われわれのこころを暖め、われわれの精神に活をいれてくれる偉大な思想と活動とにあります」(『愛と希望』秋山英夫訳、『ヒルティ著作集』6、白水社)。これも、ヒルティの言葉である。
 「小樽問答」「札幌・夏の陣」「夕張炭労事件」──北海道の三大闘争を、私は、若き生命の日記に「勝利」「勝利」と刻みつけながら戦った。
 北海道は、創価の連続勝利の光源である。
 ”牧口先生、戸田先生の青春の故郷に、敗北の汚名を残してなるものか!”
 ”師弟有縁の神聖なる天地に、必ず輝かしき正義の旗を打ち立ててみせる!”
 これが、つねに変わらぬ、私の決心であった。
 愛する北海道の同志よ、私と共に、不滅の歴史を創ろう! 新たな完勝の旗を、断固、新世紀の大空に掲げるのだ!

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