Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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燃えよ「聖教魂」 正義の師子吼よ 世界に轟け!

2001.4.20 随筆 新・人間革命4 (池田大作全集第132巻)

前後
5  蓮祖は、人が「声を出す」には二種類ある、と仰せである。
 一つは「人をたぶらかさむがために声をいだす」。
 もう一つは「自身の思を声にあらはす
 ナチス等のデマ扇動を例にとるまでもなく、人びとを欺き、だまし、利用するための冷酷狡猾な言論がある。
 その対極に、心の真実をありのままに表す言論がある。
 民衆を苦しめる邪悪は許さない! 不幸と苦悩に沈んだ友を励ましたい!
 わが聖教は、この真心を声に表し、不滅の文字に刻んできた新聞なのである
 ともあれ、広宣流布とは、正義の言論戦による「平和の革命」だ。
 正義の沈黙ほど、悪を増長させるものはない。獅子は肌えねばならぬ。牙を抜かれては絶対にならない。
 ウソにまみれた一の邪論があれば、十倍、百倍の正論の弾丸で、悪を打ち砕け!
 善良な民衆を護りゆくことこそが、「聖教新聞」の生命線である。
6  五十年前の三月、「聖教新聞」の第一回企画会で、戸田先生はこう言われた。
 「この新聞をもって、広宣流布の火蓋を切っていくのだ。あらゆる意味で言論戦の雄とならねばなら!」
 その日、私は日記に、こう記した。
 「日本一、世界一の大新聞に発展せしむる事を心に期す」と。
 聖教よ、邪悪の閣を斬る、破邪顕正の宝剣たれ!
 勝利の道を照らす、民衆の希望の灯台たれ!
 世界を結ぶ、人間主義の哲学の旗手たれ!
 今こそ、我らは、堂々と、ペンの新しき武器を持ち、赤々と「聖教魂」を燃え上がらせていかねばならない。
 今、まさに、その時が来たのだ!
 聖教の前進が、広布と平和の前進であるからだ。
 わが同志よ、「聖教新聞」とともに、勇気凛々、正義の師子吼を日本中、世界中に轟かせていこうではない!

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