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日蓮大聖人・池田大作

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関西創価の甲子園 青春の胸に輝け 栄光の旗!

2001.2.12 随筆 新・人間革命3 (池田大作全集第131巻)

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7  「何事も″やってみせる!″という勇気と情熱が大切だ。泥まみれになって戦う情熱が大切だ。この情熱こそ大成長の力だ」
 これは、アメリカSGIの地区部長で、大リーグの「野球殿堂」に、その名を連ねるオーランド・セペダさんの言葉である。現役時代、三百七十九本のホームランを打ち、オールスター戦には十一回出場の不滅の名選手である。
 一昨年(一九九九年)の十二月、セペダさんご夫妻は、忙しい日程の合間を縫って、東京の創価大学、創価学園、そして関西創価学園を相次いで訪問し、野球部を激励してくださった。
 「失敗を恐れてはいけません。三振しても、エラーしても、″よし、次は頑張るぞ″と常に前向きな気持ちが大事です」
 セペダさんをはじめ、学園生を陰に陽に見守り、励まし、温かな声援を送ってくださる、すべての方々に、私は心から御礼を申し上げたい。
 甲子園が誕生して七十七年。「雨の関西文化祭」の大舞台ともなり、わが同志が泥まみれになりながら、青春の不滅のドラマを綴った球場である。
 学園球児の父母のなかにも、三十五年前、雨の文化祭に出演した方がおられると伺った。
8  勝っても負けても、皆で高らかに歌ってきた校歌「栄光の旗」は、私が学園生と一緒に、何度も推敲を重ねて、つくり上げた歌である。
  ♪ああ関西に 父子の詩
   これぞ我らの 誉れの曲
   ともに誓いを 果たさむと
   世界を結べや 朗らかに
   君も王者と 栄光の旗
   君も勝利と 栄光の旗
 この青春の調べを胸に響かせながら、関西学園生が甲子園の晴れ舞台に躍り出る、希望の球春は、もうすぐである。

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