Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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久遠の光彩・千葉 今こそ輝け! 「正義」の旭日

2001.1.31 随筆 新・人間革命3 (池田大作全集第131巻)

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7  千葉は「人材の宝庫」であると讃えたい。
 私が会長に就任した年に、銚子の犬吠埼で行った水滸会の野外研修も懐かしい。
 犬吠埼は、太平洋の荒波を見つめながら、世界の広宣流布を担う、若き英雄を育てようと、私が選んだ場所であった。
 夜空に一条の光を放つ灯台を指さし、この灯台のごとく、全世界の人びとを照らしゆく使命に生きようと、訴えた。いな、誓い合った。
 あの思い出も深き水滸会から、四十一年の歴史を刻んだ。
 ″菜の花研修道場″に続いて、昨年の四月には、大聖人ゆかりの安房に、千葉青少年研修センターが完成した。
 私も、ぜひ、訪問させていただきたいと思っている。
 千葉は、世界に開かれた日本の壮大なる玄関口だ。
 私も、幾たびとなく、佐倉を通り、成田の空港から世界平和の旅に飛び立ち、また成田に帰ってきた。
 千葉には、不思議にも、大聖人の仏法を、世界に広宣流布しゆく使命が、必然的にあるようだ。
8  大聖人は、富木常忍に与えたお手紙で、こう仰せである。
 「命限り有り惜む可からず遂に願う可きは仏国也」と。
 信仰は、自分のためだけのものでは決してない。
 この世に、平和と繁栄と幸福の花薫る社会を築きゆかんと、「遂に願う」ことが、日蓮大仏法の目的なのである。
 学会の目標と行動は、この御聖訓に照らして、絶対に正しいのである。
 それは、あまりにも大偉業ゆえに、困難も苦難も伴うのは当然である。命を懸けた人生の尊き大闘争なのである。
 時は帰らない。時は矢のごとく飛び去る。ゆえに、一日一日が連続的な真剣勝負と、自覚すべきであろう。
 その人が、究極的に、正義と勝利の宝冠を受ける人だからである。

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