Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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栄光の五年会 後継の大樹よ 二十一世紀の勝利を頼む

2001.1.15 随筆 新・人間革命3 (池田大作全集第131巻)

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8  古来、富士には、さまざまな文字が用いられてきた。
 たとえば、″死なない″との意義で「不死」。
 また、福徳の「福」と慈悲の「慈」と記して「福慈」。
 ″尽きない″の「不尽」。
 八葉蓮華の意で「八葉峯」また「芙蓉」。
 さらに、「広宣流布の闘士」の「布」と「士」で「布士」。
 そして″二にあらず″という「不二」の峰。
 最高峰の仏法の真髄である「師弟不二」にも通ずると、私は思ってきた。
9  家庭においても、親から子へ、「一体不二」の信心を正しく受け継いでいくか、どうか。
 これが、一家の福運と安定と健康の根本である。
 「わが子に学会活動をさせられない人間が、なんで広宣流布の指導者と言えるか」とは、師の厳愛の叱咤であった。
 広布の裾野が、さらにもう一歩、大きく広がるか、どうか。そして、創価学会が、尽きることなく栄えていくか、どうか。
 その急所も、「信心の継承」という一点にある。
 この見事な模範を示してくれたのが、五年会である。
 ついに、誉れの五年会の弟子たちが、旭日のごとく、誓いの世紀の本舞台に躍り出る、待望の暁が来た。
 今日(一月十四日)、東京と関西で、三十五周年の大会が、晴ればれと堂々と行われる。
 わが家の二人の息子も、五年会の一員として、それぞれ東西に分かれ、勇んで出席する。
 私は、五年会に、二〇〇一年の勝利を託して、ペスタロッチの新春の言葉を贈りたい。
 「諸君は強い力を持っている。諸君は、自らが考え、自らが信ずる以上に、この時代に必要な大なる力を持っている。この力を求め、この力を築くために新たなる年は諸君に与えられている」(「学園講演集」四本忠俊訳、『ペスタロッチ』3所収、玉川大学出版会)
 一月十四日、学会本部にて。

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