Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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創立70周年を記念して(2) 人を作れ 広布の人材を作れ!

2000.10.27 随筆 新・人間革命3 (池田大作全集第131巻)

前後
6  御書のなかに、「先日御物語の事について彼の人の方へ相尋ね候いし処・仰せ候いしが如く少しもちがはず候いき」という一節がある。
 わかりやすく言えば、大聖人は、一人の弟子からの報告について、別の人にも確認された。すると、その報告通りであったとの仰せである。
 戸田先生は、この御聖訓を拝されながら、鋭く指摘された。
 「さまざまな報告がある。
 しかし、その報告が正確であるか。感情であるか。悪意であるか。非常に、即断は難しい。
 したがって、一方的に聞いてはならない。その実態はどうであるかということを、必ず念頭に置いて、正確なる判断をもつように、智慧を働かせなければならない」と。
 ともあれ指導者は、「近視眼」であってはならない。「遠視眼」であってもならない。
 常に「正視眼」で、すべての物事を見るように、心がけなければならないとは、牧口先生以来の学会の指導であり、実践の原理である。
7  創価学会の「創立の日」は、そのまま、初代・牧口先生の「殉教の日」でもある。
 「正義の学会を弾圧し、迫害し、愚弄した権力者は、永久に忘れてはならない。
 とともに、善良な学会人を苦しめ、嘲笑い、侮辱してきた権力者を、断じて許してはならない。″仏法と申すは勝負を先とし″である。
 厳しき因果の実相を、明確に見抜き、そして圧倒的な創価の完勝をもって、末法万年尽未来際への鑑としていくべきだ」
 これが、「十一月十八日」のその日を迎えるたびに、激昂しながら叫ばれた、戸田先生の遺誡である。

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