Nichiren・Ikeda

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日蓮大聖人・池田大作

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イタリアの若き太陽に栄光あれ 人間復興の都に響く 生命の讃歌

2000.10.17 随筆 新・人間革命3 (池田大作全集第131巻)

前後
5  それから十一年後の一九九二年六月、七度目となるイタリア訪問を果たした、私の眼前に、「あの時」の青年たちは、まぶしいばかりに成長した姿で集ってきてくれた。
 あの青年も! あの乙女も!
 一人ひとりが、信心即社会の妙法の偉大さを、そしてまた人間革命の実像を、輝くばかりに見せてくれた。皆が広宣流布の立派な指導者になってきた。
 若き同志の友情のスクラムが、何十倍にも築かれていたのである。
 この十一年で、「五十倍」の大発展であった。
 友の笑顔で賑わう、ルネサンス最大の後援者メディチ家ゆかりのイタリア文化会館――。
 「すばらしき遊楽の館」と呼ばれてきた、この宝の城に、「衆生所遊楽」の妙法に生き抜く「生命のルネサンス」の先駆者たちが、晴れやかに勝鬨をあげたのだ!
6  いよいよ、誓いの「二十年」は、目前に迫った。
 その二〇〇一年を前に、今月の座談会では、北はアルプスの麓から、南は地中海の島々まで、約二千六百会場に実に二万九千九百七十三人が集った。
 「さあ、次は三万人突破の座談会を!」と、皆、意気軒昂である。
 行動が人生の価値を決める。否、行動にしか信心はない。すなわち信心は行動である。「行躰即信心」が日蓮仏法であり、そこに無量無辺の功徳があることは御聖訓の通りだ。
 ルネサンスに、終着はない。
 ルネサンスとは、常に「新しき飛翔」である。常に「さあ、これから!」である。
 今、新世紀の旭日は昇る!
 わがイタリアの友よ、久遠の生命の大地から、尽きることなき希望と歓喜の泉を湧き出しながら、声高らかに、人間勝利の讃歌を歌いゆこう!

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