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日蓮大聖人・池田大作

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希望のアメリカ創価大学 出でよ! 二十一世紀の若き人間指導者

2000.8.2 随筆 新・人間革命3 (池田大作全集第131巻)

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6  ともあれ、大学は「学生」が主役であり、生命だ。
 本来、「もっと学びたい」という学生の連帯が、大学発祥の源泉であった。
 なんのために学ぶのか。その目的観が深く偉大であればあるほど、向学の炎は限りなく燃え上がるものだ。
 現在、民族・宗教・言語等の差異を超え、「一期生」として入学を希望する世界の俊英が、続々と、入学の願書を寄せてくれていると伺っている。
 私も、世紀の希望の太陽たる新しきキャンパスで、ある時は学生たちと語らい、ある時には「講義」も行いたいと、密かに願っている。
 旭日輝くスタートへ、教職員の皆様も全力で取り組んでくださっている。
 創価大学一期生の羽吹SUA学長、高橋大学院院長、ハーバー副学長、トーマス教務部長、フィーゼル学生部長、川崎事務局長、アサワ事務長をはじめ、すべての関係者の渾身の努力に感謝したい。
 また、アメリカの同志の皆様が、陰に陽に、どれほど応援してくださったことか。
 一人ひとりが、崇高な理想に心を合わせた同志であり、創立者であり、光輝ある先駆者、建設者である。
 今日の労苦、今日の汗が、みな尊き不滅の歴史となることは間違いない。
7  東京・八王子の創価大学の開学は、牧口先生の生誕百周年の一九七一年であった。
 そして、戸田先生の生誕百周年である本年、オレンジ郡キャンパスの校舎の完成も間近に迫り、日本の創価大学の三十周年の明年に開学することになる。
 牧口先生、戸田先生が、どんなに喜ばれていることか。
 先日、このSUAのオレンジ郡キャンパスの遊歩道が、アメリカ政府公認の「千年紀の道」に認定された。
 この大学の道から、「新しき世紀」を担う若獅子が!
 この黎明の道から、「新しき千年」の平和の指導者が!
 私には、限りない情熱と知性の行進曲が聞こえる。
 その若々しい生命の脈動を、至福の楽しみとして、最高の希望として、私は生きる。

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